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 こんにちは。
 アンケート盛り上がってますね~
 基本、ここのサイトは重複カウントなしでカウンターが回るので、この様子だと、同じ人が数回来て投票してますな(^^; 愛ですね~
 いやー、重衡・ヒノエファンの底力です!
 弁慶ファンも、まだいてくれるんだなあ・・・・・っていうか黒でいいのか!

 

 将臣ファンのこめ様が、「戦国時代みたい!」って仰ってました。群雄割拠?(笑)
 私も覗くのが楽しみです。
 
 書くとしたら冊数も考えないとですね。
 紙はどれがあるかなー。
 


 原稿としては、怨霊姫異聞とヒノエ編ですね。
 知盛はまず花片集です^^

 
 このへんが出来上がってくれると、コピー誌の目途もつく!
 なるべく頑張りますね^^

 ではでは、このあたりで・・・
 本日は、拍手とかいうよりアンケートですね、ご協力ありがとうございました!
 皆様のコメントを読むのが、本当に楽しかったです^^

 では、ラストスパート☆
 結末をお楽しみに・・・


 

拍手[2回]



 ヒノエ×桜姫 冒頭

 
「はい、これは黒海にまわして。―――それはこっちに頂戴。うん、その代わりにこれを持ってって」
 ヒノエが時間を見つけて足を運んだ奥方の室は、いつになく騒がしかった。
 人の行き交う真ん中に、彼の正室・桜姫―――望美が佇んでいる。
 絶え間なく指示を出す横顔は美しくも凛としていて、見惚れつつも、烏たちはおとなしくそれに従っている―――ともすれば、頭領であるヒノエに対して以上に従順に。
 それは、桜姫に対する心酔の度合いと信頼の高さを思わせて、ヒノエとしては、どんな態度を取るべきか、ちょっと迷うところだ。
「へい、奥方!」
「桜様、次はこれを…」
 来客は絶え間ない。
 それを、望美は嫌な顔一つせず迎え、ヒノエが見ている限りでも、最適かつ目の醒めるような指示を与えていた。
(……さすがだね)
 平家の中でも鬼謀の将、と謳われたのは伊達ではないわけだ、とヒノエは内心で呆れ交じりに感嘆した。
 とはいえ、熊野でもこんなことをしなくていいのに。
(オレが、やるのに)
 ちり、と胸の中で焼け焦げるような熱情は、初めてゆえに持て余し、ヒノエを落ち着かなくさせる。―――結果。
「邪魔するよ」
 誰かに気づかれるのも待てずに、ヒノエは猫のようにするりとした仕草でそこに入り込み、望美の傍に腰を落とした。
 周りの烏や水軍衆が顔色を変える。
「と―――頭領っ」
「ヒノエくん!帰ってたの?」
「ああ、お前の顔が見たくて、飛ばしてきた」




 景時×桜姫  冒頭


「―――桜姫?どうしてそんなところに……あら?」
 朔は小走りに近づいて、それを確かめた。
見慣れない表着。柄らしい柄はほとんどないが、織と色合いが美しい。
白から薄紅の重ねに紫苑が差し込まれ、望美の髪の色を引き立てていた。
「綺麗な衣装ね。平家の方から?」
「ううん、違うよ。景時さんから」
 朔は目を丸くした。
 趣味のよい衣装。派手でも地味でもなく、着る人間をちゃんと知った感じの。
(政略結婚だったのに)
 ―――そして、そんなに時間は経ってもいないのに。
「これを、兄上が?」
「そうだよ?」
 小首を傾げる望美は、年上なのにどこか可愛らしい風情だ。
 自分のように意外には思っていない様子に、朔は心の中で二人の関係性を書き換えた。
 ……実は、少しばかり心配もしていたのだけれど。
「そう。綺麗ね。兄上にしては趣味がいいわ」
「ふふ、今年の晴れ着も景時さんが選んでくれたんだよ」
「―――あれも兄上が?」
 朔は、今度こそ本気でびっくりした。
 ……今年の正月は、特別なものだ。
 源平の和議後、初めての正月であって、京中が喜びに沸きかえり、その宴はいつになく豪勢なものになった。
 新年の宴は言うに及ばず、小正月の宴ですら、元旦よりは控えめであったというが、盛大なものだったという。
 小正月の宴には桜姫として望美も招かれ、纏った晴れ着は内裏でも評判だったという。
 朔から見てもそれは本当に美しいもので、てっきり雅やかなことが得意だろう平家の誰かから、身内として望美に贈られたものだろうと朔は思っていたのである。
 まさか、兄からとは。
「まあ……兄上でも褒められるところのひとつはあるものなのね」
 そうして朔が、感嘆のため息をついたときだった。
「――――どういう意味かな、それは」
 深くて柔らかい響きが、どこか苦笑するように響き、望美が気付いて立ち上がった。




 どちらもR18展開です。
 っていうか、特典本が80P超のオフ本になりそうですよ(--;
 自分で言うのもなんですが、何と豪華な・・・・・

 せめて楽しんでもらえますように(^^;

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