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 こんにちは、暑いですね・・・!


 ええっと、よく考えたらあんまり花片集の抜粋をしていなかったことに気づきまして、今日からちょこっと抜粋していきます。
 
 今日は知盛編~
 これは困りましたー(^^;
 いやほら新刊も出るからそこの兼ね合いとか~
 
 重衡×大姫要素もあるので・・・・まあこの二人は×表記でも恋では正確にはないんですが・・・
 そのあたりも含めて、話数は多いです。
 あとは重衡編にもお邪魔してますね。
 彼はイキイキしてますな・・・・戦だと・・・・・・

 まあ下に雑感的に書いておきます。
 ばらしておくと、今回巻末オマケ話は知盛です。 


 あ、将臣の本、ご注文いただきました、Y.Ⅰ様、サツリ様、承りました。
 将臣ですよ~?

 あとええっと、没分のヒノエ・・・・・・・は、消しちゃったのでデリート済みです・・・・・・・ご、ごめんなさ・・・・・

 ちなみに、同じく没分で「将臣と朔が景時の心配するシーン」があったのですが、こっちは結構すぐに読みたい依頼があって、まだ頭に残ってたので・・・
 ショート3本に変化させ、花片集に収録しています。


 あと・・・そうです。
 強引にアンジェは直参になりました^^;



 急に応えなきゃいけないのはこんな感じ・・・?

 また何か質問がありましたらどうぞ^^


 おお、明日は夏コミですね!!
 頑張って行ってらして下さいませ^^
 葉明も原稿頑張ります^^

 ではでは、本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!

 明日の抜粋は弁慶です~

拍手[4回]



 ・ 桜姫の探し物 


 第二容疑者にして、最有力容疑者は言わずともがな知盛である。
 かつて望美の天敵であり、戦場での無二の相棒であった男は、現在では恋人、そして、望美の夫という位置にいる。
 銀髪と菫の瞳の涼しい美貌は重衡と違って甘くはなく、全体的に酷薄な雰囲気がある。
 内裏でも似たようなものらしく、有能ではあるが与しにくい人物として扱われているそうで、望美などはもう少しくらい愛想をよくしても罰は当たらないんじゃないかと思うことがある。
(身内には、優しいけどね……)
 外観からはわかりにくいが、いっそ甘いと言っていいほどに優しいと思う。
 それを望美が知ることができたのは、望美が最初身内ではなく、徐々に知盛が受け入れていってくれたせいなのだと、今ならばわかる。
 当時は……とにかく知盛は望美の天敵であり、知盛の態度が変わったとかそんなことに気を取られているような暇はなかったから、全くわからなかったのだが。
「知盛ー、いるー?」
 望美は何度か角を曲がって、知盛の局へとたどり着いた。御簾を掻き上げ、中に入る。
 ……いない。
 部屋の中は恐ろしいほど殺風景で、物が少ない。
 まあ、知盛はこの邸にいるときは大概望美の室にいるのだから、当然と言えば当然なのだが。
 滅多に訪れない知盛の局も、実は知盛の優しさだ。
 本当なら、その地位から鑑みて、知盛は独立した邸を構えることが十分にできるはずだった。位階を同じく受けた重衡のように。
 結婚のとき、実はそんな話も持ち上がったのだ。
 だが、望美が時子の傍から離れたがらないだろうことを慮ってくれたのだろうと望美は思う。
(まあ、自分が通うのが面倒くさかったとかもあるとは思うけどね~)
 何をするにも面倒くさがりで、いつだって怠惰な人だから。
 その人に、壊れ物を扱うかのように、優しく抱き締められたことを、覚えている。
 熱い吐息と、告白を。

『俺は好きだ………』

 言葉まで思い出して、望美は赤面した。
 無駄にいい声なのも困る。というか、何故あんな言葉を聞いて、自分は何ともなかったんだろう。
 ちょっと鈍すぎやしないだろうか。
 心の中でちょっと賑やかに暴れてみる。思い出せば出すだけ、妙に恥ずかしい。
暫くそんなことをしていた望美は、ハッと気が付いた。
そうだ、探さなければ。
 知盛がいないなら、今は絶好の好機ではないだろうか。ちょっと気は咎めるけれど、知盛だって望美の室のものを勝手に漁るのだから、望美だって好きにしていいだろう。
 絶対にいいはずだ!
「なんか弱味になるものが、あったりして……♪」
 当初の予定をちょっと失念しつつ、望美は手近な文箱に手を伸ばした。そのときだった。
「―――何をしている?」
「ひゃっ…と、知盛!」
 まるで面白がるかのような、低くて響きのいい声を耳元に落とされて、その声を想像して悶絶遊びをしていた望美は思わず腰を砕けさせた。
「………何をしている」
 今度は本当に怪訝そうに問われて、望美はなけなしの虚勢を胸と一緒に張ってみた。
「何ってわからない?知盛の粗探し」
「……ほう」
 本当は自分の失せ物探しだったのだが、言ってしまった言葉は元には戻らない。
 望美はひやひやしながら、絶対零度に凍えた知盛の視線を避けた。
 つい知盛に対して虚勢を張るのは、もはや望美の習い性であり、条件反射のようなものである。何せ、知盛は長い間、望美の天敵であったので。
「な、何よ。別にいいじゃない。見られて困るようなものでもあるの?他の人への恋文とか!」
 言った後で、「これはマズイ」と、望美は思った。

 ※これはリクエストにございました「知盛がもってっちゃった望美の隠していた文」のお話。
  皆様、これはリクが熱かったです。


 ・ 恋の残照  

 ※本文の裏話。
   桜姫が熊野に去っていった時の知盛Side

 ・ 往復書簡  

 ※これも本文の膨らまし。
  頼家と大姫の手紙のやり取りから始まります。将臣は鎌倉に拉致られてます^^;

 ・ 結婚騒動  R18

 ※これも本文・・・・っていうか新刊がこの先なので、後日譚が書けなかった・・・
  艶々&ラブコメです。
  色んな意味で愛される桜姫ですが、経正さんはあんな沈痛な顔してた裏でそんなことを考えていました。


 ・ 幸せな日々?  

 ※今回唯一の再録です。
   知盛にジェラシーされるお話。呑気な日常小話です。


 こんな感じかな?
 明日の弁慶、抜粋欲しいところがおありでしたら、リクエストしてみて下さい^^

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