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 こんにちは~
 怒涛の勢いで1週間が過ぎていきました。
 なんともはや。
 

 弁慶の話は、君の傍じゃありません(笑)
 まあこれも関係はしますが、あまり関係しません。これは書くってば。

 あれですね、ご存知の方もいらっしゃるかな、次の回のラブコレクションの話です(笑)
 弁慶これくしょん!
 この時期、葉明、超多忙なはずなんですよね~。
 なので、最初は出ても新刊はコピーのつもりだったんです。
 
 でもね、久々に「秘メ事」の感想聞いちゃって(笑)
 久々に弁慶熱が上がりましたねー!
 いや、あれはヒノエもなんですが、ヒノエは最近いっぱい書いてたから~(笑)

 そしたら出したくなるでしょう、新刊!
 
 でね、しかも周りはきっと王道のスバラシイ弁慶ぞろいなんですよ、たぶん!!(笑)
 だったらここは異色のパラレルでどうですか!
 ダーク&超艶の!
 前から書こうとしてたんですが、これがお蔵入りの予定だったんですね。
 でもどうですか!みたいな♪


 朱雀二人の鬼畜っぷりがいいです、って言われたら鬼畜が書きたくなりますよね。
 ・・・・・・・今書いてる翠炎が鬼畜になったらどうしてくれる!


 まあそれはさておいて、この秘メ事もお蔵入りの予定でして、那由多が何かで書いてくれた絵で落ちたんですよ~。
 で、朱色の檻は「何書いて欲しいですか」アンケートで、黒朱雀ってきたの。
 あれもびっくりしたなー。
 でも楽しかった・・・・!


 ・・・・・・・・・・・・って話を書こうとしたんですよね。
 昨日はね。
 

 でも真面目な話、書くんだったら・・・・・・地獄ですよ。
 まず今月に2冊は最低あげて・・・・や、3冊か?
 それで11月に3冊・・・・12月に2冊ですか。
 ・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・スローペースって話はどこいったんでしょうね?
 や、葉明だからこんなものですが。


 おおそうです。
 虎さんが「恋、せつな」をあげてくれましたね。
 明日には翠炎のインフォもあげたいと思います。

 ではでは、ちらりとお読みください。
 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!


 

拍手[1回]


  
「おお、ただいま、真奈―――ん?」
 まだ帰るには早い時間である。
 弥太郎は、廊下で見かけた新妻の後姿に声をかけた。
「あ、弥太郎さん!」
 真奈は明るい笑顔で振り返った―――濡れ髪のままで。
「ああ、もう!」
 弥太郎は駆け寄る妻よりも大股で歩いてその距離を詰め、真奈の肩にかかっていた手拭を奪い取った。
「あっ…」
「もっときちんと拭かんか!まだ寒いだろう!」
 言葉の荒々しさと裏腹に、その手際は丁寧だ。
 真奈は困ったように、へらりと笑った。
「あはは、そのうち乾くかと思って」
「またそんな子どもみてえに」
 そうでなくても、現代のようにドライヤーなどないので、基本的に乾かすということはできない。
 だから、真奈は基本的に、早いうちに風呂に入ってしまうことが多い。
 髪が乾いてから寝るためと、理由はもうひとつある。
 もちろん、こうして子どものようにかまってもらうのも好きなのだが。
 真奈がじっとされるがままになっていると、ふと弥太郎が顔をしかめた。
「……何の匂いだ、これは?」
「えっ、どんな匂いですか?」
 心当たりはあった。
 しかし、それは顔をしかめられるような嫌な匂いではなかったし、真奈自身はもう身に馴染んでいて、それほど匂うようには思えないほど儚いものである。
 だが、弥太郎は顔をしかめたまま、言った。
「何かこう……花みてえな……」
 ―――やっぱり。
 気づいてくれたかと、真奈はにっこり微笑んだ。
「シャンプーをね、秋夜に作ってもらってるじゃないですか?」
「ん?ああ……あの髪にいいとかいう……」
「そう、そのシャンプーに香りづけしてもらったんです。それだと思います。いい香りでしょ?」
 真奈が弥太郎の手を離れて、ふわりと一回転する。
 すると、真奈を中心に、花があふれたように匂いが広がった。
 柔らかな、春の花の。
 ―――もちろん嫌な匂いではない。
 だが、弥太郎はなおさら不機嫌に顔をしかめた。
「俺は嫌いだ」
「ええっ!どうしてですか?」
 花を摘んできてくれることもある弥太郎である。
 まさか花の香りが嫌われるとは思わなかった真奈は、仰天して詰め寄ったのだが、弥太郎は渋い顔で顔を背けるだけだ。
「とにかく俺は好かん。洗い流してこい」
「洗い流したって、飛ぶようなものじゃないですよ」
 シャンプー自体は洗い流しているのである。
 これ以上また流したって、そんなに変わるものでもないだろう。それに、せっかくなのに。
 渋る真奈にも、弥太郎は折れなかった。
「……なら次からは使うな。そんな物は、綾にでもやってしまえ」
「えっ、どうして……しかも、綾姫様はいいんですか!そんなのずるい!ひどいです!」
「うるさい!とにかく、いかんものはいかんのだ!」
 まさに横暴。
 理由もなにもまるでない。
 弥太郎のとんでもない発言に、真奈は一瞬呆気にとられたが、だんだん怒りがわいてくる。
「い・や・です!せっかく秋夜が、私に似合う香りを探して調合してくれたのに」
 これならば、と、差し出してくれた、優しい薬師兼軒猿の笑顔を思い出し、真奈は頑固に言い放った。
 基本的には素直でおおらかな性格の真奈だが、こと怒りに関しては、どこか瞬間沸騰湯沸し器的なところがある―――と、これは、先の世にいる姉の談。
 このときも、真奈は怒りを抑えきれなかった。
 あれも駄目これも駄目と、とにかく駄目出しが多い弥太郎に対し、日頃の鬱憤も溜まっていたのかもしれない。
 普段なら素直に聞ける―――もう少しは。
 だが、弥太郎も大人げなかった。
「どこが似合うものか。いいから捨ててこい!」
 似合わない……捨ててこい……っ?
 これに、真奈は本格的に激高した。
 手拭いを投げ捨て、高らかに宣言する―――
「……っ!弥太郎さんの馬鹿!……もうっ、実家に帰らせていただきます!」
 
 
 
 まあ王道です(^^;

 ふと、よく喧嘩してどうこう・・・って書くなァ・・・・なんて思いました。
 ワンパタですが、直情キャラが多いせいと見逃してやって下さい(^^;


 真奈は可愛い子です。
 くるくる表情が変わって、非常に楽しいです^^
 実はちょっとゆきの表情の少なさに苦戦した分、楽しかったです。

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