更新日記
こんにちは、葉明です。
今更で申し訳ないのですが、ちょっとインフォを自分で見てビビったので、お知らせにあがりました。
知盛の暁烏です。
下に畳んでおきますが、ちょっと予告と違います。
や、あんまり変わらないつもりなんですけど、ちょっと違うかも・・・と。
感情のすれ違う二人の物語なのですが、この二人、見事に己の感情もすれ違ってます。
喪失を怖がる心と知盛を欲する心。
戦を奪われた憎しみと募る想い。
・・・・・・あれ、やっぱあんまり変わらない・・・・?
ま、いいや。
えと、そんなわけでして、実は通販の冊数がまずいことになってまして
(昨日までにまだ10しか返せてません!ごめんなさい!!)
虎さんにお願いできる冊数が見込みよりも少なくなりました。
その関係で、ちょっとお引き受けいただけないかもーなんて思い始めてまして、それもあって下に抜粋をアップしておきます。
今回は特に、イベント後の通販が受け付けられないので、道は残しておきたいのですが。
読んでみて「これならいらんですよ」という方は、ご遠慮なくお申し出ください。
・・・・まあまだ知盛スキ!な方にそんなのはほとんどいないだろうと思うのですが、まあ予防線的に、いたら困りますし。
えっと、よく考えたら、用紙の関係上、インテの特典本はもともと全員がセット買いであっても余る仕様になっています、ということを思い出しましたので、これは今のところ全員にお付けできると思います。
・・・・ちなみに増やさなかったら、通販でアウト、葉明たちにさえ回りませんでしたよブルリ・・・・
スパコミの特典本は、やはり確約はできません。
ぶっちゃけると確か15冊くらいしかそもそもスパコミには回せてなくて・・・・これこそ増やせよと思うんですが、スパコミの姐御たちにこれ以上の負担はとても申し出られないです・・・ごめんね。
でも、ほとんどの方は通販やインテの取り置きで申し込んでくれたと思うし、だ、大丈夫だと思うんですよ!
やはり、桜宵は遙か3サークルだなあ、なんて思う瞬間です。
結局の冊数は、やはり現在の人気も手伝って、うたプリが元気です。
ですが、負けてませんね~
少なくとも通販は確実に勝利しています(笑)
まだまだ書くので、ついてきてくださいね
うたプリですが、那由多さんがお仕事に餓えだしたので、表紙をお願いしました。
今回、没原稿を「入れてほしかった・・・」とのコメントをたくさんいただきまして、葉明も少し反省したです。
妥協しなかったのが「誰が為に薔薇は咲く」で、それでやっぱり後悔しなかったんだからやっちゃうべきでしたね。
なので、罪滅ぼしです。
ラブコレと夏に1冊ずつオムニバスを出します(^^;
どちらも艶々シチュなのですが、夏に出す単独CPの方はまだ何人か決まっていませんので、よかったら、ご希望を出してみて下さい^^
テーマは「夏」(そのままですねー!)
南の島オンリーにしようと思ったんですけど、ちょっと難しいかもなので、「夏」(笑)
先生も入れようか悩み中です。
実は那月だけはがつっと決まっていたりします。お外で頑張っちゃえばいいんでしょ?(笑)南の島以外だと寒いかもじゃないですか~
他もこれにしようかなネタはあるんですが、確定はしてないです。そもそも夏の本!
ネタと言えば、遙か5のペーパーも迷ってまして。
・「夢の屋さんの優雅な一日」
・「花一匁・リターン!」
で、悩み中・・・
下の方が風花記っぽいけど、上の方が八葉が出せるし・・・
ネエ(--)
まあ、現実逃避してないで知盛の仕上げに参ります。
頑張りますよ!
ではでは、また。
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
応援コメントは本当に励みになっています。
ありがとうです^^
そもそも望美と知盛が接触するだなんて、将臣は思ってもいないはずで、それはおそらく間違っていない。
だって、そうだろう。
……こんなことになるなんて、望美だって思ってなかったのだから。
「……それ、美味しいの?」
ごくごくと呑むわりに、知盛の表情は醒めている。
そのくせ、望美が声をかけると、知盛は緩く微笑んだような気がした。
菫色の瞳が酷薄な光を宿す。
「別に……そう旨いものでもない。碌に酔えもせぬしな……」
呑むか、と盃を揺らされたが、望美は小さく首を横に振った。
呑んだことはないから好きでもないし、そう旨いものではないというなら尚更である。
「……お酒って酔うんじゃないの」
望美は未成年だから試したことはないが、有川家と春日家の父たちが酒を呑んで酔っぱらっているのを見たことはある。年末とかが多い。
お付き合いなのか、母たちも呑むが、顔を赤らめる程度であまり変わらない。
だが、知盛の場合、頬が赤らみさえしていないようだった。……何か違いでもあるのだろうか。
「クッ……」
短く、知盛が哂った。
「まあ……酒で酔う者も、いるだろうな……」
「知盛は違うの……?」
手を、伸ばしたくなる。
その酷薄な色に、菫色に、溺れたくなる。
絶対に届かないのに、こんなにも近いから。
近くにいてくれるから……触れたくなる。
―――こうなりたくなかったから、会わないようにしていたのに。
望美は顔を少し俯けた。
「違う―――のかもしれないな……だとしても、変わらぬが……」
「どうして……?」
望美の素朴な疑問を嘲笑うかのように、知盛は艶冶な微笑みを浮かべた。
「俺は俺―――だからだ…」
望美は、どうしてだかぞっとして、身体を縮こまらせた。
――――強い―――
知盛は、強すぎる男だ。
しかもそれは、力―――武力だけの事ではない。
その心が。
平家と敵対して、何度も望美は知盛を屠ってきたけれど、それは単に知盛に勝つ気がなかっただけではあるまいか、と望美は思う。
知盛が本気だったら……先程の打ち合いだって、最後まで知盛が望美を殺す気だったら、負けていたのは望美の方だったはずだ。
膂力、技の技量、修羅場の数。
どれをとっても、望美が知盛を明確に上回っているものなんて一つもない。
いつも知盛は負けたくて負けて、死にたくて死んでいるのだ。
望美が何かを知盛に願えたことなんてない。
恐らく、望美以外の誰もがそう。
この男がこの平穏に飽きたりしたら―――どうすればいい……?
ふと思いついてしまった疑問に、望美はまた、底知れぬほどの悪寒を感じた。
それは恐らく、杞憂と呼べるほど遠い未来の不安ではなかった。
(ううん、飽きたりしたらじゃない。きっともう、飽きてる……)
望美の思考を読んだように、知盛は酷薄に微笑むと、望美の顎を持ち上げて間近に迫った。
「怖いか……」
「…………うん」
怖いなんてものじゃない。
とにかく恐ろしかった。
あれほどの涙を経て、何とか勝ち取ったはずの平和であっても、知盛ならばいとも簡単に壊してしまえそうな気がして。
いや、実際やるだろう。
しかもそのとき、彼を止めなければならないのは、きっと、自分―――
(また、斬るの……?)
ようやく僅かなりと遠くなった、人の肉を断つ感触が望美の中に甦り、望美はそっと息を呑んだ。
望美の恐怖につけ込むように、知盛は淡く微笑む。
そしてゆったりと口づけていく。
「お前が俺を愉しませる内は、―――暴れないでいてやるさ……」
「……とも……もり」
それは理不尽な――この上なく理不尽で、残酷な囁きだった。
そして、無性に甘美なもの。
(―――知盛……)
別の時空で恋した知盛を喪った雪の日の記憶が、望美の中で甦る。
散った命。
伸ばしても届かなかった掌が、自分の身体を抱き締めてくる。
再び重なってくる唇を避けることは、望美にはできなかった。―――二重の意味で。
こんな感じです。
ライトに酷薄に、艶やかに甘々しく進んでいます。
結構延々艶々で、書いてる葉明のばりえーしょんが試される展開になってきています。
何でこんなに自分を追い込むのが好きかな私は・・・
実はSとか言ってMなんじゃないのと思う瞬間です。
(那由多さんは確実にM・・・・!!(何の宣言))
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