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 こんにちは、葉明です。

 レンが脱稿しました。
 一応K-BOOKSさんに打診をと、事前申し込みなるものをやってみたのですが、イラストの大きさが調整できん。
 PDFも送れない。
 うう、面倒・・・
 
 逃げ出しちゃうかもしれません。
 葉明はだだくさなので、面倒なのが嫌いなのね。
 新しいシステムとか、大の苦手です。
 スマホとか、姐様スゲーって思うですよ。




 明日でアンケートは締め切りますね。
 意外に執事知盛が待っていただいたりが嬉しかったです。
 じゃあ書いちゃいますよ!(>v<)
 葉明は調子に乗りやすいです。



 同じくらい笑えるのが、今日、急遽真斗のプチコレ参戦を決めたこと。
 既刊あるしいいかなって思うけど、たぶん新刊です。
 ははは~

 鉄子嬢がね、お気に入りなんですって真斗・・・
 姐様は翔くんだろって思ってて、私や売り子嬢はレンかなって思ってたので全員ハズレ。
 
 はい。彼女のための参戦です。
 葉明は調子に乗りやすい。知盛の本の数とか見たら、バレバレな習性ですけどね!
 お祭りが大好きです。


 さて、トキヤに戻ります・・・
 今日は脱稿後、ちょっと別の仕事してたので、正確には始めますなのですが。
 
 畳んでおきましたので、よかったらお読みください^^


 ではでは、本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
 

拍手[3回]




 静かに星が煌めいている。
 南の島は、街中のように騒がしい明かりもないためか、星空は降るようで、何度見ても飽きることはなかった。
 白い砂浜が星の光を反射するようにきらきらして、夜になっても散歩するのに不自由はない。
 久しぶりに食事以外で外に出たトキヤは、春歌と会った海岸まで足を伸ばしていた。
 ―――息を吐く。
 こんなにも充実した時間は、久しぶりだった……。
 月明かりに照らされていると、頭の芯が冷えていく。
 それでも冷めやらぬものが、自分の中に深く根付いてしまっていた。春歌の歌の、おかげで。
 だから―――約束もしていないのに、彼女が現れたときも、トキヤは何故か驚きはしなかった。
 逆に当たり前のようにさえ感じていた。
 ここで出会うのは、―――運命。
「―――七海さん」
「い、一ノ瀬さん……っ」
 春歌は少し驚いたように後ずさって、何か迷うように視線を揺らめかせた。
 きっと、言葉を探しているのに違いない。
 彼女のそんな様子が、まるで媚びてでもいるように感じて苛立つこともあったけれど、今は、そんなことではないのだと、トキヤも素直に感じることができる。
 彼女は良くも悪くも、真直ぐなだけなのだろう。
 まっすぐで、素直なだけ。
 できるだけ、彼女が怖がることのないよう、トキヤは表情を緩めた。……身についた鉄面皮は我ながら頑固で、ぎこちなくなってしまったけれど。
「また……会いましたね」
「は、はい―――あ、でも、お邪魔なら、私っ…」
 身をひるがえそうとする春歌の手を、さっとトキヤは捕まえた。
「曲―――聞きました……」
「えっ……」
 春歌の目が大きく見開かれた。あんなに強引に渡していったくせに、驚く春歌が少しおかしかった。
 もしかして、聞くだけ聞けと言っておきながら、本当に自分が聞くとは思わなかったのだろうか。
 ……まあ無理もないかもしれない。
 自分が春歌の曲に手を伸ばしたのは、確かに一日以上経ってからだったから。
「……いい曲ですね。のびやかで、華があって……すごく、惹き込まれます」
 春歌は、月明かりの中でもはっきりとわかるくらい、満面の笑みを浮かべた。
「き、気に入ってもらえて嬉しいです!」
「そんなに嬉しいですか」
 春歌は即座に頷いた。
「はいっ……!あなたのために、……あなたに歌って欲しくて、書いた曲ですから……!」
 その笑顔に嘘は見当たらなかった。
 まるで、彼らと同じような翳りのない笑顔。
 彼女を傷つけてしまったことを、トキヤは今こそ情けなく……申し訳なく思った。
 一度謝りはしたけれど……どう言えば、この気持ちが伝わるだろうかと思い、トキヤは僅かに考え込んだ。
(傷つけたくない。これ以上……そのためには、どうすればいいか―――)
 実のところ、対人スキルに関しては、春歌とどんぐりの背比べなトキヤである。
 利害云々を越えて、人の気持ちなんてものを慮るというようなことは、今までにしたことがなかったから、どうすれば自分の思う気持ちを、間違いなく春歌に伝えられるのか、まったくわからないのだ。
 今までは、わからなくてもかまわなかった。
 相手が自分のことをどう思おうが、トキヤには一切の関係がなかったのである。
 だが、―――彼女だけは。
 トキヤが、まずは曲について礼を言おうとかおをあげたとき、
「―――あ、あの……」
 春歌がトキヤの瞳を見つめた。トキヤの中の時間は、そのとき、いきなり止まってしまった。
 吸い込まれそうな瞳の色。




 自分を守る楽園から・箱庭からの脱皮です。
 それは窮屈に見えてとても居心地のいいモラトリューム。
 
 箱庭から出て、一緒に夢を奏でましょう?

 トキヤは存外、恋物語にしやすいです。 
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