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こんにちは、葉明です。
 

 いろいろあるんですが、夕方にもう一個日記を書くので、そこで

 すみません、冬イベ頒布物の大きな変更があります。
 特典本です。
 「知盛よりの3P」を書いていたんですが、気持ちよく書きすぎて、艶シーンに入る前に14Pほどになってしまいました。ばかー!

 重衡の調教シーンさえまだなのに、え、どうすんのってなった〆切三時間超。←

 正直に言いますと、ご飯作るの忘れて没頭して書いてたので、修正は不可能。
 姐様に泣きついて、新しく書きとめていたプロット敢行しました!!

 今あげました!(コミケ前日午前九時)


 これも正直艶シーンが少なめで、R20になってんのかどうか・・・でも、あれ以上は無理なので、お許しいただけそうなら本来のプロット書きあげて、それと一緒に特典本で「アゲハの檻 2」出します。
 
 前のがよかった、今回のはいらないわって方はどうかご一報ください~!


 参考に、下に抜粋を畳んでおきます。


 では一旦、離脱します。
 魚の棚へ急ぐ!

 猫カフェはまた後日!(;;)



拍手[3回]






 ――――望美は途方に暮れていた。
 京邸の渡殿、いつも通りの待ち合わせ場所で、望美は高欄にぐったりと凭れかかる。
 これが貴族の姫君だったら、あまりに端近ではしたない格好だが、望美はそうではないし、京邸のこの一角には舎人たちも近づかないように景時が采配しているようなので、望美も安心してぐうたらできる。
 ―――と、それはさておき。
(く、口説き……?)
 将臣に相談して、まさかそんな風に返ってくるとは露ほども思わなかった。
 望美も、本音を言えばそれを疑ったことはある。
 だが―――まさか、だろう。
(だって、二人が変わったのって、あれからだよね?私が『名前くらい、ガンガン利用して』って言った後――――)
 だからきっと、これは「利用」の一環なのだろう、と望美は思っていた。
 それでも将臣に相談に言ったのは、事がささやか、あるいは細やか過ぎて、世間へのアピールにはならない……「利用」向きではない行動が増えてきたからである。
 ……もしかして、望美に公言しろということか?
 将臣がああ言ったように、望美が彼らにされたことを公言したら、傍目にはそのように見えるから、とか……?
 望美はプルプルプル、と頭を振った。
 それで彼らが本命の女性に誤解されたりして振られたら、とても謝罪しきれない。
「う、うん、勘違いかもしれないし……」
 思わず口に出して呟いた、そのとき。
「勘違いではありませんよ」
「っ、重衡さん……!」
 いつの間にか、重衡が目の前にいて、望美は慌てて高欄から跳ね起き、何か固い物体に背中をぶつけた。
「知盛……っ!」
「ク、ようやく還内府殿から、お許しが出たのでな……」
 いつの間にか渡殿に上がり込み、望美の背後を取っていた男は、やけに上機嫌である。
「重衡と俺と、どちらでも、というのが気に食わないが…」
「ふふ、兄上、そこは重畳、というべきではないですか」
 重衡もまた満面の笑顔である。
 望美は変な顔をした。……許可?重畳?
「ま、将臣くんが何だって……?」
「――――今日、私たちのことを、将臣殿に相談されましたでしょう?」
「え、う、うん…」
 それは事実なので、望美は頷く。
 ――――口説き、という言葉が甦ってきて、頬が勝手に赤くなったが。
 至近距離がいつになく恥ずかしいが、いつの間にか重衡には手を取られ、後ろは知盛が立っていて、望美には逃げ場がない。
 重衡は手の甲に口づけながら囁いた。
「……私たちの行為が通じていらしたのだ、と、とても安堵いたしましたよ」
「へっ?きゃっ…」
 望美が驚いたのは、知盛が背中から抱きすくめてきたからだった。
「ク、まったく焦れたぜ……もう少しで寝所に乗り込むところだった…」
「なっ」
 知盛のアブナイ宣言に望美はぎょっとする。
 この男に限って、寝所で添い寝、とかはありえない。
絶対もっとアダルトな意味である。
重衡が望美を覗き込むようにしながら、にっこりと笑う。
「気持ちが先に通じたのは幸いでした。将臣殿もいいと仰いましたし……次は、十六夜の君に決めていただかないと」
 近い。
 望美はがっちりと知盛に抱き締められながら、重衡から距離を取ろうとした。何しろ、もうじき唇が触れてしまいそうなのだ。アブナイ。
「き、決めるって……何を……」
「私と兄上と、どちらと添い遂げるか、です」
「なっ…!」
 望美は今度こそ絶句した。――――何を許可したの、将臣くん!
「そ、添い遂げるって!」
 顔を真っ赤にして、更に逃げ腰になった望美に、重衡が満足そうに微笑む。
「もちろん、そのままの意味でございます。―――愛しています、十六夜の君……。できれば、私を選んでいただけると、嬉しいのですが……」
「ク、抜け駆けだな……。――――俺を選べば、すぐにいい思いをさせてやるぜ……?」
 ねっとりと耳を食みながら、知盛が囁く。
 望美は混乱した。どちらかを選べって、そんな!
「そ、そんなこと、考えたこともないよ……ど、どっちも選ばない、とかは……ないの?」
 この段に至っては、顔色も赤いというより青かった。
 望美の空いている方の手は、無意識に逆鱗を探り出している。
 それに気づいたのは、やはり正面で向き合う重衡だった。
「――――どちらとも、というのもございますよ」
 胸元で動く望美の手をそっと押さえながら、重衡が囁く。
 望美が信じられないようなものを見る目で固まった。
 だが……それは、二人の最後の枷を解いた言葉だったのかもしれない。
 独り占めしたい想いに、変わりはない。でも。
 ――――彼女が、永遠に失われてしまうよりは。
「考えるより、感じるという手もある…」
「な、……きゃ、知盛っ!」
 


 と、いう感じです。
 なので、どっち優先ってかんじじゃないです。ごめんなさい~


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