更新日記
こんにちは。
本来は今日が締め切りの葉明です。
・・・・・・・寝ちゃった上に寝違えた。イタイ。
原稿を抽出してみようと思いましたが、どこをお見せしたらいいかわかりません(;;)
ひとまず幼き日のちーちゃんを。
もう今はゲーム年齢のちーちゃんです。
動かないサティに焦れるアシュヴィン。
二人の溺愛ぶりが一番書いてて楽しくて、次に楽しいのが戦闘と密議。
困ってるのは八葉を揃わせるか否か、ってところです。
はー、・・・・・80Pは最低超えそうです。
あ、通販業務はサクサクこなしています。
サクサク。
来るのがぼちぼちになってきているので、さすがにもうミスはないかと。
・・・・・でもミスってたら教えてください・・・・。
感想も全部読んでいます。
買われた数的に人気なのは秘メ事ですが、感想が多いのは圧倒的に胡蝶乱舞です。
あ、秘メ事もきますよ?
朱色の檻も。
最後がハッピーだったから、鬼畜も薄まったようで「それがよかった」方も「途中の濃厚さが好き」な方も(笑)
執事知盛は賛否両論です。イエ友雅に食われた感が。
次回は大丈夫ですよ!
うん、本当にありがとうございます(ぺこりー)
それでは修羅の庭に戻ります。ちょっと平和っぽいでしょ?
本日も拍手・ご来訪・通販お申し込み、誠にありがとうございました!
「・・・・・・・千尋」
枯れ野原の、それでも背の高い草原の奥、うずもれるようにして見え隠れする金の髪。
声をかけるとそれは、びくり、と震えた。
アシュヴィンはそれを眩しく、また不憫に思う。
千尋はきっと、ナーサティヤを待っていた。
「アシュヴィン・・・・」
頼りない声音。可愛いと思う。それは妹のように。
いや・・・
それもある。
否定はしないが、それだけではない。
「・・・・・風早は待ってたの。会いたかった」
呟くように千尋は言った。
手のひら。風早といたあの頃から、大きくなって、でもまだ小さい。
風早は大きくなった。
あの頃、千尋の従者だった頃、一番背が高くなるだろう、そう謳われたままに。
中つ国のなくなっただろう今、彼はどこにいるのだろう。どうしているだろう。
聞きたいことは山のようにあった。
正直なエイカ、あるいは、嘘のつけないシャニ。
聞きたくて、それでも彼らを困らせたくはなかったから。困らせる、と、分かっていたから。
でもずっと気になっていた。
姉に託された一言が、こっそり耳の奥に残っている。
それでも。
「・・・・・・・ここにいたいの」
やさしいここに。ナーサティヤの傍に。
僅かな泣き声を立てだした千尋を、アシュヴィンは抱き締めることもできない。
ここは確かに自分が主で、自分こそが千尋の守護者。
でも千尋が求めるのは。
「・・・・・・・だとよ、サティ」
「・・・・あっ・・・ご、ごめんなさい!違うのサティ・・・!」
「何が違うんだか・・・・」
―――ナーサティヤ、だ。
自分でも、風早でもなく。
ようやく千尋を追ってきたのだろう。
背後で声も立てない、年上の皇子が羨ましい。
その揺らがない白皙の美貌が。
「・・・・・・お前は、風早を呼ぶから・・・」
「えっ・・・」
「―――寝言だがな・・・」
何度言っても千尋は聞かない。
もうお身大きくなられたのですから・・・。そう何度女官に言われても、ナーサティヤ自身が宥めても、いつの間にか、千尋はナーサティヤの寝所に潜り込み、寝入っている。
それをいつしかナーサティヤは許し、それが苦しくもなってきた。
それでも千尋は夢に見る。
風早と呼び、苦しそうに、炎の夢を見る。
(何度涙を拭っただろう。何度その身を抱き締めただろう)
それでも昼間の千尋は幸せそうに微笑み、中つ国のかけらすら話しはしないのだ。
愛されて、それでもそこにはいられないちーちゃんです。
いりゃいいのに・・・・(お前が言うな!)
愛されて、それでもそこにはいられないちーちゃんです。
いりゃいいのに・・・・(お前が言うな!)
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