更新日記
こんにちは。
昨日は久々に寝ました。
おかげで朝起きたらメール29通☆
ひー!
半分は営業メールでしたけど。
でも半分は「要・確認」!
あはははは。
おかげで返信進んでません・・・・。
以前何度も書いたのですが、別館パスワードについて。
他のサイト様でもそうだと思うのですが、3行メール(はじめまして。パスワード下さい。お願いします。みたいな)は、パスワード申請には不向きです。
パスワードにしている理由があるんだと思ってあげてください。
そこにいたる理由が何かしらあるんです(サイトによると思うんですが)
そこを解決する一文が入ってないと、「アイアイサー♪」は言いづらいです。
葉明の場合は、
「自己責任で読めますか?(18歳以上で読む責任が持てる)」
・・・・です。
まあ作品の感想はあればそらすっごい嬉しいですが、それよりも年齢や責任に関する一文が欲しいです。
試し読みを読めば分かるかと思いますが、ちょっと葉明的に野放しにできないんです。
苦情もあった。
読んで悲しい思いをしたという人までいる。
これから書くものもあれですし。
本音言うと、不可視空間さえ、今後はパスワードを考えるような内容もあるんです。
麻薬とかね。
読んだ人は察されてるでしょうけど。
弁慶さんマフィアだから。
殲滅姫もそうです。
ゲームと比じゃない程度に望美さんが手を染めています。
だから、別館全体に「パスワード」だって最初は考えたんだ!
だけど、やっぱり、自由に読んで欲しいからオンラインなわけで・・・・・
要は、葉明の安心材料なんです。
これを読むのはちゃんと”わかった”人だけだ、という・・・・・
綺麗事だけ書けばいいものは本館で書けますからね。
日記で書くのは最後にします。
ちょっと横にあげます。原稿が落ち着いたら・・・・・(--)
繰り返すのは、悲しいことも思い出して筆を置きたくなるから、あんまりしたくないしね。
お察しの方、メール、改めてお待ちしています。
不快になられたら申し訳ございません。
さて、これで終わるのも忍びないので何か何か・・・・・・・・
あ、昨日本屋の話をしました!
実はそのあと、ユニクロ行ったんです~
いや、ヒートテックの品薄なこと!!
特に丸首の半袖や長袖がないですね。
キャミでも十分なんですが、寒さに備え、半袖のラスト1枚とヒートテックな靴下をゲットしました。
ぬくいですねえ・・・・・(もう着てる)
男物もXLがほぼ皆無!
大きい人がいっぱいきたのかな・・・。
ちなみにくじは残念ながら外れました。
今日はプリンタさんがフル稼働で表紙を印刷してくれています。
我ながら多いな・・・。
いっぱい書くんだな・・・・。
夜半の銀月はシリアスver.を10部刷って、オマケでさしあげようと思ったんですが・・・
紙の関係上、かなり擦れてる・・・・
こ、これは・・・・(><)
表紙も変更したですよ?
白牡丹さんがうまくできないから桃色にしたし・・・・
着々と用意は進んでいます。
お待ちあれですよ!
それでは、また。
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました~!!
冬の厳島で、私はあの人を喪った。
最後までひどい人。
笑って逝くなんて。
そのまま消えてしまうなんて。
鏡を握りしめて、降り立ったのは春の京。
望美の胸に満ちたのは、どうしようもない安堵だった。
あなたがいる―――……
弁慶は首を傾げた。宇治川で出会った少女と、現在の望美はどこか「違う」気がする。
いや、同じ少女だ。別人ではない。
残念ながら「白龍の神子」は二人はいないだろうし……弁慶は人を見るのが仕事でもある。
爪の形、耳の形。
これらは変えようのないもので、これが一致するとほとんどの場合、同一人物である。
無意識の癖で覚えこんでいたから、これは間違いがない。
けれど……。
『弁慶さん……っ』
―――昨日も会っていたはずの少女は、まるでずっと引き離されていた恋人を見たかのように、渡殿で会った弁慶を見て、泣き笑いした。
……分からないことは知りたいと暴くことが常なのに、どうしてだか、涙の意味を知るのはひどく、憚られた。
二度も彼女を傷つけたくなかったのかもしれないと、思ったのはずっと後のことになる。
何度目かの春の京は、結構忙しい。
やることは山のようにあるぞと、望美は気を引き締めた。
胸に秘めた、鏡の欠片。三種の神器のひとつを胸の上から押さえる。
―――頑張らなきゃ。
ふと顔を上げた望美は、梶原邸の庭先で見慣れた背中を見つけた。
思わず声をかける。
「弁慶さん、何してるん―――」
「しーっ」
弁慶は振り返ると、黙っての合図に人差し指を立てた。
望美は慌てて口をつぐむ。
暫くして、聞こえたのは呑気な春告げ鳥の声。
望美は小声で歓声を上げた。
「あっ、ウグイス?」
「いけません。……静かに。ウグイスは人の姿を見つけると逃げてしまいますから」
弁慶が静かに窘めると、望美に手を差し伸べる。
望美は静かに足音に気を遣いながら、その手に自分の手を滑り込ませた。
優しい笑顔。
弁慶は自然な仕草で自分のコートの中に望美を入れてしまって、物影に潜んだ。
「―――こちらに隠れましょう」
にっこり微笑まれて、望美は顔を赤くする。
きっと他意はないのだろう。前の時空はおろか、いつだって弁慶やヒノエはこうで、特に弁慶は、素で女心を翻弄するようなことをする。
(うわ、近い……)
間近なヘイゼルの瞳。
金色に縁取られた優しい色。
甘い美貌に、望美は思わず見惚れた。
「どうしたんですか?顔が赤いですよ」
「な、何でもありません」
分かっているくせに。
自分の行動が、相手にどんな影響を与えるか、よく分かっているくせに、弁慶はよく知らない振りをする。
「ふふっ、可愛らしいですね。ウグイスの鳴き声も、春が浅いせいか鳴き方がたどたどしくて」
「ウグイスが好きなんですか?」
「ええ、ウグイスに限らず好きなんですよ。特に可愛らしい声で楽しませてくれる小鳥は、ね」
―――そこで思わせぶりに笑うから。
望美はいつだって予防線を引いてきた。今まで。
本気にしちゃダメ。
誰にでも言ってるんだから、と。
だけど、今は駄目だ。
「……望美さん?」
「だ―――大丈夫です…っ」
望美は涙をこらえられなかった。
ぬくもりが優しくて、ここに帰ってきたことにホッとして。
……あの人はもういないのだと胸に沁みて。
でも。
泣きたくない。
(私がずっとこうやって信じなかったから、弁慶さんは話せなかったかもしれないのに…)
彼を追い詰めたのが自分じゃないと、望美には思えなかった。
こうして生きた弁慶がいてさえ。
「どこか痛いですか?…隠さないで見せて…」
目が痛いのかと、覗き込もうとする弁慶が動いた拍子に梢が揺れた。
音に気づいて、さえずりの下手なウグイスが飛んで行ってしまう。
「あっ、……行っちゃった……ごめんなさい」
「そんなことより、どうしたのか教えてください」
望美はウグイスを目で追うが、可愛い鳥を好きだと言った弁慶は目もくれなかった。
……ほら、好きだって言ってても、それだけではあなたの心を動かせない。
またじわりと涙が出てきて、望美は隠れるように弁慶の近くに潜り込み、裾を掴んだ。
「望美さん……?僕には話せませんか?」
「…大丈夫です。少しだけ、こうさせていて下さい。駄目ですか…?」
弁慶が諦めたようにため息をついた。
肩を撫でる手が優しくて、望美はようやく少しほっと息をついた。
(……今度こそ間違えない。離さないよ)
弁慶に擦り寄るように、望美は決意した。
ほぼ冒頭です。
出来る限り本編に忠実に、それでいて色々入れています(笑)
かなりまだるっこしいかもしれません。
跳び続けた望美が、弁慶だけを選ぶ理由とは、いったいなんでしょう?
3部作、・・・・・第2部はいったいいつにしましょうねえ・・・・・
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