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 こんにちは。
 イベントお疲れさまでした!
 早くも感想が届き、カンフル剤になっています^^
 葉明不在にもかかわらず、差し入れを下さった方々もありがとうございます!
 何より売り子嬢に感謝です・・・・☆


 月の輪郭・初めてのキスをが残2部となりました。

 
 イベントもよかったみたいですね♪
 ムドガラが素敵だったと聞き、歯噛みしています(行きたかった・・・・!)
 まあ売り子嬢が頑張ってるのにペンライト振る気になれなかったんだから、これは仕方ない。
 
 そして、那由多さんの絵も仕上がり、グッズの入稿を済ませました。
 またお目見えさせますね^^
 今回は「笑ってもらえて、役に立ちそうな一品」です♪



 さて、今日はこのあたりで。
 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!

 以下に「雪割りの花」抜粋

拍手[1回]


 
「―――弁慶さん、まだ寝ないの?」
 望美は、寝ぼけ眼で寝室から這い出した。
 この家は二間続きで、几帳で遮られた奥が二人の寝室になる。
 弁慶は手前の部屋でずっと何か読んでいた。
 望美に気づくと、弁慶はふと困ったように笑った。
 這い出してきた望美の袂から、胸の谷間が見えている。寝ぼけた望美は、それを知らないだろう。
 それとも、これは誘惑だろうか?
(……そんなはずないですけどね)
 身体を何度重ねても羞恥が先に立つのか、望美はひどく恥ずかしがる。
 そんな望美から誘ってくれるなんて、夢のまた夢の向こうだ。
 弁慶はなるべく優しい顔のままでと気をつけながら、微笑んだ。
「ええ、まだ少し…。望美さんは眠っててくれて、いいですよ?」
「ん…、じゃあ私もここにいます」
 寒いのだろう、衾を持ってくると、望美は弁慶の背中に甘えるように擦り寄った。
 背中が暖かくなり、弁慶は頬を緩ませる。まるで猫のようだ。
「困った人だな……」
 望美が自分を暖めようとしてここにいるのに、弁慶は気づいている。
 それでも、そこに艶めいた何かを期待したいのは、自分が男だからだろうか?
(もう、絶対にあなたを傷つけない。困らせたりしない)
 ふと弁慶は、本を置くと傍の蝋燭の灯を消す。
 寝息をたてはじめた愛しいひとを、弁慶は衾ごと抱きあげた。
 褥に横たえ、自分もそこで横になる。
 柔らかなぬくみ。
 優しい熱。
 抱き締めるだけで弁慶は幸せになれる。
「おやすみなさい、望美さん……」
 
 
 
 彼は気づかなかった。
 これが優しい最後の夜になったことを。
 


 第1章です。
 ちゃんとロマンスを入れることが今回の目標。
 
 表紙に恥じないラブ&ハッピーを目指し・・・・現在32Pです・・・・・・
 
 
 
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