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 こんにちは。
 昨日は景時を書いていました。
 今日はヒノエです。
 オンラインが迷宮で、オフラインが無印なので、非常に頭の切り替えが難しいです。

 本当はオンラインあげてからと思ったんですが、パソコンを移り、データを持ち運ばねばならんことに気付いたので、もうサンプルアップです。


 下の畳んであるところからどうぞ~



 新刊および既刊の取り置きですが、今日が最終日です。
 日付が変わりましたらあのページは取り下げますので、ご入用の方はお急ぎ下さいませ。



 では、一度ドロンです。

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 ふと、景時は望美が持ってきたものに気づく。
 そこには盆に載せられた水差しと湯呑みが二つあった。
「お酒、じゃないよね?お水?」
 問いかけられて、望美はぽっと頬を赤らめた。
「だ、だっていつも喉枯れちゃう、から」
 つられて景時も赤くなるが、そこは年の功で望美よりも先に羞恥から立ち直り、そっと傍の小さな手を握り締めた。
「……それは今夜も、いいってこと?」
 望美は耳元に落とされた、掠れた低音に身体を震わせる。
吐息が、耳にかかっただけ。
低い大好きな、声が。
「はい……」
 真っ赤になって、蚊のなくような声で呟いた愛しい少女を、景時は無言で抱き寄せ、その身を後ろに敷かれた褥に横たえる。二つ枕。
「―――嬉しいよ、望美ちゃん」
「景時さ…ふあっ……!」
 性急に割られた袂。いつものように鎖骨に口づけられて、望美の声が一瞬跳ねた。
 優しく触れられてるはずなのに、身体を駆け抜けていく熱さがある。それはまるで合図のように。
 景時が情熱を滲ませて、優しく微笑んだ。
「可愛い。……じゃあ、今日はいっぱい、声をあげてね?」
 今まで。
 こうして抱かれる前は、聞いたこともなかったような、掠れて熱い、甘い声音。
 切なくなって、嬉しくなって、恥ずかしくて。
 そして、―――欲しくなって。
 望美はゆるゆると手を伸ばす。
「……はい、景時さん、好き……」
「俺の方が、きっと好きだよ……」
 囁きながら沈んでくる身体を受け止めながら、望美は歓喜の吐息をひとつ、零した。
 
 
 ―――戦時中と変わらずに、望美は京邸にいる。
 変わったのは景時との関係。
 それによる、……就寝の場所だった。
 
 
 完全な冒頭ではないのですが。
 景時と九郎は同僚です。
 二人を六波羅探題にしてみました。
 や、史実はもっと後、頼朝死後になるのですが、京都守護より六波羅探題の方が二人が同列なんだもん~

 ・・・・・どこを楽しんで書いたか、一目瞭然ですね・・・・・
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