更新日記
こんにちは。
昨日はよく晴れていたのですが、天気予報通り、今日は雨になりました。
それでもこんな早い時間からとは思わなかったです。
花片集、まずい事態になってきました。
全話書けなくないかな・・・・?
すでに「はじまりの花」「小さく芽吹く」「華夜叉」だけで35Pなんですけど・・・・・・・・
「桜梅」「清盛の褒美」「攻防戦」「都落ち」「水島の戦」は絶対にいれたいぞ?
しかし、上巻に許されたページ数は70P・・・・・・!
(もはや銀の兄弟は削っている葉明)
あう、けず、削れるとしたら「桜梅」・・・・・?!
こんなので八葉×桜姫は入れられるのだろうか・・・・!(ぶるぶる)
まあ、省略箇所が多いのが上巻なので、行間小話が多いのは当たり前なんですけども・・・
はうう・・・
あ、ご要望が多いようなので、ちこっと載せました。
まあ頑張ります。
最悪お話していた将臣の小話は別冊にするかもしれないな。
だってあれだけどうにもR描写が入りそうなんだ・・・・
けど別冊にしてどうするんだ・・・・・!!
文庫2冊?意味ないぞー!!
そういえば、実は半分くらい発送してます(我慢しきれんかった)
到着のご連絡も少し届いていて、今回は多くが那由多への感想ですね。
那由多さんに見せておきます。いいなー、那由多。
その中に「未完結のまま終わってしまったサークル様があって寂しいから桜宵は頑張って!」的なコメントがありまして、「それは悲しい」と共感してしまった葉明です。
葉明は同人であっても発行された以上、完結はある程度の義務だと思うのですが、那由多さんは「それは個人の自由だからねえ。趣味なんだし・・・・」と、仰っておられました。
でも途中までのお金はいただいてるのに・・・・?と言うと難しい顔をしてましたが・・・・
しかし人のことは言えないぞ。
大風呂敷広げたアラビアン。
知盛だけならいいんですが、他も出すぞ。
王様、アラビアの錬金術師、奴隷、町娘、舞妓、語り部、数学者・・・・・・
広げたうえで、千尋の物語の完結も狙っているから大変です。
オフラインだけじゃないぞー。
オンラインもガガガと書きあげねば(意欲だけはある葉明)
全部終わるまでやめませんので、ご安心を。
でもってついてきてねっ!
それではそろそろ。
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
拍手レスは後日~
那由多のコメントをいただいてからお返しします~
―――きっかけなんて単純なことだぜ。……きっと、あとあと分かるんですよ。
幼馴染二人の言葉が脳裏に甦る。確かにそうかもしれない……。
望美は目の前で満面に微笑む経正に断れず、おずおずと佇む敦盛にも嫌だと言えず困っていた。
(笛は聴きたいだけだったなんて言えないよね……)
熱心な、しかも優しい指導は連日続いた。
ぷぴー、くらいしか出せない望美はかえって笛にさえ申し訳ないような気分になる。
「……すいません……」
一生懸命教えてくれてるのに、と、望美は項垂れた。こんなことなら最初から断っておけばよかったかもしれない。
なまじ、誰かの顔を思い浮かべた対抗心がいけなかったのか。
落ち込む望美に、敦盛は真面目な顔で首を横に振った。
「気にしてはいけない。その……最初は誰でも音を出すのに苦労する」
「うう、ありがとうございます……」
望美は落ち込んだが、敦盛は何も慰めで言っているわけではない。
本当に笛は難しいのだ。敦盛自身、どうやったらできる、というのをうまく伝えられないでいる。
経正はといえば、奥に引き籠りがちな敦盛を連れ出す目論見が成功したので、望美の怪音は特に気にもしないで微笑んでいる。
望美が困り果ててため息をついた時だった。几帳の奥から、笑い交じりの声がした。
惟盛と重衡である。
性格が比較的穏和で、平家嫡流に近い彼らとは望美も話す機会がないでもない。
特に重衡はよく話しかけてくるので、望美はすっかり馴染んでしまった。
最初は知盛によく似た容貌を怖いとさえ思っていたのだが。
「お帰りなさい、お疲れ様でした!」
御所帰りですぐにこちらに寄ったものか、二人とも直衣姿である。
明るいねぎらいに惟盛は微笑、重衡は頷きをもって返した。
「こんにちは、よかったらお仲間に入れていただけませんか?」
「ふふ、あまりに楽しそうですので……お邪魔でしょうか、桜姫」
経正がどうぞ、と席をずらし、敦盛がいたたまれなさそうに端に身を寄せたので、望美のちょうど前が二人分空いた。
重衡は躊躇わずにそこに腰を下ろし、惟盛は真正面には座らずに、若干経正の側に寄る。
性格の出た座り方に、望美は少し笑った。重衡が気づいて首を傾げる。
「どうかなさいましたか?」
「あ、いいえ……えっと、お二人は何の楽器をされるんですか?」
望美は誤魔化すように話題を転換した。記憶にある限り、二人が何かを演奏していたことはない。
「お二人は器用ですよ。何でもこなされるので……」
経正が言い添えるのを遮って、惟盛は慌てて首を振った。
「め、滅相もない!私は特にこれといったことはできないからで……!」
すると、黙っていた敦盛が静かに口を挟む。
「いや……惟盛殿の笛の腕はかなりのものだ。よかったら一曲、合わせていただけると嬉しい」
「本当ですか!わあ、聴きたいです!」
「さ、桜姫、そんな…その、私などの笛はお耳汚しで……あの…………」
敦盛の率直な賛辞に、望美が目を輝かせた。惟盛はますます顔を赤くして逃げ腰になるが、望美の期待に満ちた目からいつまでもは逃げられない。
「あの………。……で、では一曲だけ……」
きらきらした目に根負けして、惟盛が頷いた。本当は笛は好きなので、今も持ってきてはいるのだ。
敦盛が心なしか嬉しそうに微笑み、二人は並んで曲の相談をし始めた。
重衡も場所を望美の隣に移動し、演奏を待つことにする。
惟盛らの様子をわくわくと望美が眺めているのを、倍も楽しそうに重衡は見つめた。
望美のくるくる変わる表情は、重衡を楽しませる。最初の頃の怯えた表情も、最近見せる屈託のない笑顔も、何か困ったような顔さえもまるで飽きることがない。
不意に望美が重衡に目を向けた。
「重衡さ…殿は、何が得意なんですか?」
「得手……ですか。特に不得手もない代わりに得手もないのですが……、そうですね…」
どうやら経正も演奏に加わることになったようで、重衡が転じた視線の先、三人は並んで学期の調整をしている。
重衡は自分たちとの空間の間合いを計り、おもむろに立ち上がった。
「……重衡さん?」
望美がきょとんとするのに微笑んで、重衡は後ろを振り返る。
「曲は何になりましたか?」
「……そうですねえ……では胡蝶でも」
経正は片袖を落とした重衡の意図を察して曲を変えた。慣れた音曲であるので、敦盛らも慌てない。
望美だけが分からず首を傾げるのに、重衡は艶麗に微笑んだ。
「私の得手も御披露しましょう」
まだ「望美」色の強い頃ですね。
ここからが桜姫ですよ~♪
舞えて、怜悧で、姫将軍で、可愛くないと桜姫じゃないもの~
はあ・・・・・全部書きたい・・・・・・
まだ「望美」色の強い頃ですね。
ここからが桜姫ですよ~♪
舞えて、怜悧で、姫将軍で、可愛くないと桜姫じゃないもの~
はあ・・・・・全部書きたい・・・・・・
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