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 こんにちは。
 今朝がたはずいぶん冷えましたねブルブル・・・
 ずっと凍えたコメントしかしていないんじゃないの、とか思いますが、葉明はホントに寒さが苦手なんですよ。
 炬燵出したいー。


 キリ番は明日かなー。
 超どきどきです。
 で、スルーされるとしょんぼりするの。我がまま~


 コメント、えっと、アンケートの「別のお話を」の回答かな?景時さん~
 一応怨霊姫でも景時END出しましたぞ☆
 ばっちり。
 
 でもまあないかな、少ないよね。
 他と比べれば!
 でも弁慶編でもいい味出してたり、最近景時コピー本で2冊出してるんですけど、ええと・・・・・

 ・・・・・まだ欲しいのね?(笑)


 どれか読まれて、気に入ってくださったのかしら?
 うん、じゃあ景時も聖女籠絡売り切れたら書きますね☆
 今度は何がいいかなっ♪


 
 あと、冬コミの結果次第で、もう一度アンケートやります。
 冬コミに受かってたら、インテは白紙に戻しましょう。
 冬コミ落ちてたらそのまま移行だからないけどね。

 受かってたら、オフ本、また新しいの書きましょう。
 神楽みたいにアンケートとって。
 その結果生まれたのが「秘メ事」と「朱色の檻」でしたね。わは、黒さに耐えかねてホワイト弁慶の童話パラレル書いたんだわ☆
 今も弁慶と知盛ファンが桜宵の主軸ではありますが、結構群雄割拠です。
 どうなるやら?
 数合わせをされちゃ意味がないので、FC2のアンケートで24時間制限投票でやりますね。
 24時間以内は再度の投票ができないやつ!
 ここまで言って、落ちてたら笑いますね~。
 まあ、三度目の正直政策で夏コミが受かりやすくなるのでいいんですが。

 
 さあ、そろそろ原稿に戻ります。
 暴君の冒頭をたたみましたので、10月インテ本のご参考にどうぞ^^

 ではでは、また!
 拍手・御来訪、誠にありがとうございました!

拍手[3回]



 
 南の島は平和である。
 生活の基本は、基本自給自足。
 島に渡った男たちが漁や狩りをして、女たちや子供が採集やその他のこまごまとしたことを行う。
 何気ない毎日。
 だが、愛しい日々。
 そこに将臣がいるというのなら、それだけで望美は満足だった。
 もう敵味方に別れなくていい。
 別離の恐怖も今は遠く、幸せは望美を包み込むように満たしていた。
 それはある日、突然変容を遂げた。
 
 
 
 
 
 
 
 将臣は軽い頭痛を覚えていた。
「……で、なんでお前がここにいるわけ」
「クッ……御挨拶だな、兄上……」
「兄上じゃねえ」
 南の島に流れ着き、過ごす日々。
 壇ノ浦の戦で喪ったはずの男は、急に五体満足で現れた。
 相変わらずのままで。
「母上のようにとはいかぬまでも……もう少しは歓待していただきたいものだ……」
「ほーう、そんなこと期待していたのかよ」
「クッ……まさか」
「じゃあ言うな」
 ああ言えばこう言う。
 考えてみれば、雪見御所でも経正なりの仲裁が入らないと、気を抜けばこの男との会話はどんどん横滑りしていき、本題にはなかなかたどり着けないのだった。
 はあ、と将臣はため息をつく。
 さっき、望美を抱きながら「あいつらがいなくてよかった」などとうっかり考えてしまった天罰か、これは。
 スコールがやんでも離れがたく、望美と固く手を繋いで帰ってきた将臣が、現在知盛と二人きりなのはわけがある。
「質問に答えろ、知盛。何であいつに手を出した!」
 知盛がここにいるのはこの際、かまわない――
 ここまで来るほどの根性があるとはちっとも思えなかったが、生きているなら嬉しいし、生きて会えたのは良かったと思う。
 そこは時子に反対するようなことはかけらもない。
 だからそこはすでに問題ではなかった。
 いや、理由は知りたい。
 船もないというし、泳いで来たにしては濡れていないし、そもそも知盛は鎧を着ていなかった。
 適当な直衣に片袖を脱いだ、雪見御所でよく見ていたような格好であって、要はそれ自体は見慣れたものだが、いかにもおかしい。
 知盛と最後に別れたのは、源平合戦の前夜。
壇ノ浦の海の上だ。
 そこからどうやって、鎧から直衣に着替えたというのか。
 だが、問題はもはやそんなことではなかった。将臣にとっては。
 将臣は苦々しく眉根を顰めた。
 
『よう……神子殿……クッ、こんなところにもいたとはな……』
 呆然としている二人の傍に、知盛は悠然とした足取りで近付いてきた。
 将臣はこのとき、不思議すぎて、そこまで頭が回らなかったが、知盛は明らかに望美だけを見つめていた―――将臣には目もくれずに。
 そして、それは望美も同じ―――
『と、知盛?本当に知盛なの?……何でこんなところにいるの?……あなたは、私が……』
『殺した、か……?』
『……っ』
 望美の目が、何かを堪えるような色を浮かべ、知盛は軽く笑った。
『……おい、やめろ』
 望美を庇うために、将臣は割って入った。
 望美が知盛を斬ったのだということは知っている。
 でも、それは仕方のないことのはずだった。
 望美はそのとき源氏の神子であって、平家と敵対し、知盛は平家の将だったのだから。
 責めさせたくなくて、将臣は望美を背に庇う。
 だが、本当は将臣が耐えられなかっただけなのかもしれない。
 望美の目は、ただ怯えてなどいなかった。知盛の目も、ただ揶揄するようなものではない。
二人の間に流れる空気に―――背筋が冷えた。
『過保護だな……兄上』
『うるせえ、こっち来い、知盛』
 わざと望美を見ないまま、将臣は歩き出した。
 見たくなかった。
 だが、その隙を、知盛は見逃さなかった。
『……っ、何するの!』
 背後に響いた平手の音。
 知盛の頬が腫れ、望美が真っ赤な顔で唇を守っている―――
 何があったか、聞かなくても明白だった。
 さっきまで将臣自身が独占し、堪能していた唇に、知盛が触れたのだ。
『―――知盛、来い!』
 さっきよりも鋭い声で呼ばわると、ようやく大儀そうに知盛が歩き始めた。
 望美の顔が泣きそうに歪んだのが視界の端に映る。
 しかし将臣には、望美を慰めてやれるような余裕など残ってはいなかったから、そのまま場所を移すのが精一杯だったのだ。
  
 ―――いったい、何の目的だ?
(これで遊び半分だとかぬかしやがったら、即行ぶちのめす……!)




 
 先日発行の「優しい暴君」の続きです。
 いつもは続き物はわからなくならないよう相当気を遣うんですが、今回はまだ在庫があるので気楽に書いています。
 
 前の本の売り子嬢の感想が「最後に本物の暴君登場だね!」で笑ってしまいました。確かに!

 さあ、手強い相手ですよ、将臣君♪
 

  
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