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 こんにちは、葉明です。
 昨日は忘年会でした。
 そして寒いです・・・・(;;)

 ついうっかり、重衡を書きあげてしまいました。
 オフ本は?!(笑・・・・えないぞ葉明さん・・・・・・!)

 
 とりあえず下に抜粋しておきます。
 
 重衡さんはNoir・・・・黒担当なのですが、下の抜粋じゃむしろWhiteですな。
 大丈夫。彼は黒、彼は黒・・・・
 彼を選んだ望美さんにクエスチョンです。
 や、まあ、愛はとどまるところを知らなさそうだから!

 今日は(今日も?)フルスロットルです。


 ではでは頑張ってきます^^
 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
 

 

拍手[1回]


 
 
 ――――望美が倒れた。
 重衡がそれを聞いたのは、宿直の朝である。
 邸からの報せを持って、宿直を終えた重衡を家人が御所の庭に待機して、待っていたのだ。
 それを聞くなり、重衡は駆け出していた。
 武官である重衡は、宿直後、本来ならば、そのまま参内しなければいけない。
 けれどそんな義務は、彼の頭を過ぎりさえしなかった。
 そんな些事は気にかけられない。
 すべての事象は、彼にとって、最愛の妻以上の価値を持たないのだ。
「し、重衡様…っ?」
「あ、殿、お待ちに――― !」
 牛車を置いて馬を駆り、庭にそのまま乗りつける暴挙をおかして、重衡は一心に足を急がせた。
(もどかしい……!この身が心のままに動くのであれば、もうとうに貴女のもとへ着いているのに……!)
 渡殿の長さが千里にも思える。
 追い縋ってくる者や、すれ違う女房の呼びかけも無視して、重衡はとにかく急いだ。
 着いた瞬間にも心はおさまらない。一目、顔を見ないことには……っ!
「―――――――十六夜の君……!」
 ほとんど飛び込むような勢いで、重衡は邸の寝殿を大股で横切り、一番奥にたどり着いた。
 御簾をかきあげる用にして滑り込み、几帳の向こうに回り込む。
 求める姿はすぐに見つかった。
「あれ……重衡さん……?」
 重衡の大事な十六夜の君は、褥に横たわり、真っ赤な頬をして、ぼんやりと重衡を見つめている……。
 重衡はあまりの衝撃に膝から崩れ落ち、顔を覆って嘆いた。
「ああ、何ということでしょう……!」
「し、重衡さん……?」
 望美はきょとん、として、目を瞬かせた。
 午までは帰らないはずの夫、重衡の登場もびっくりしたが、帰ってきたこと以上にその態度にびっくりだ。
(な、何?何があったの??)
 ぼんやりとしか開かなかった目を開けてみると、重衡がいかにも心配そうな顔で覗き込んできている。
 間近にいきなり迫った涼やかな美貌に、心の準備をしていなかった望美の心臓は大きく跳ね、顔は一層真っ赤になった。
「痛々しい……こんなに顔を赤くされて……」
 壊れ物を扱うような手つきで優しく頬を包まれて、ますます望美の顔の温度は上がる。
「い、いやこれはその、ち、違……」
「何が違うのです?―――医者はもう呼んだのでしょうね?薬師は……」
 真剣に見つめられ、憂うその色も本気であって、ただの風邪だと診断されている望美はいたたまれない思いでいっぱいだ。
 ただでさえ、心苦しい事態が続いているのに……。
「よ、呼びました!ただの風邪です。ホントに!寝てれば治りますから」
 望美は重衡の手のひらを押し戻し、できるだけの笑顔で微笑んだ。
 武官である以上、人並み以上に武芸に励んでいるくせに綺麗な手のひらは、よほど緊張していたのか、とても冷たくて気持ちいい。
 名残惜しくて、望美はつい、せっかく離した重衡の手のひらを、自分の頬に押しつけた。
「ふふ、気持ちいい……。重衡さん、心配させてごめんなさい。でも、……ありがとうございます」
「望美……」
 健気なしぐさで謝意を伝えてくるいとしい人の可愛らしい仕草に、重衡は、きゅうんと胸を優しくつかまれたような感覚を覚える。
 こんな感覚を覚えたのは、望美以外にはなかったことで、望美になら幾度となくあることだった。
 何度でもこうして虜にされる。
 つかまってしまう。
 愛しくてたまらないのだ。
 他に、こんな存在はいない。
 ほう、と、重衡は、安堵とも感嘆ともつかない息を吐き、ふと、それらに気付いた。今までは望美で心がいっぱいで、何も目につかなかったのである。


 とりあえずこんな感じで。
 ・・・・・私は重衡さんをどーしたいんだ。

 ふう、ここは問題なく抜粋できる・・・!
 
 ところで、他サイト様のように艶シーンの抜粋でもいいと思いますというかそれにして!というご要望が届きました。
 い、いいのかしら?
 皆様はどう思われるですか?
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