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 はい、秋夜です。


 とらのあな様の勘助の在庫についてですが、書店に回っていた分を通販に戻していただけた模様です^^
 お急ぎの方はこちらでどうぞ^^

 ・・・・逆に、ヒノエの夢の通い路ですが・・・・・
 間に合いませんでした。
 手元の5冊と、ラブコレに搬入した10冊の何冊が返ってくるか・・・・
 どうしてもという方は、とらのあな様の方が確実です。
 八坂御所の後、返本していただきますので通販もいけるはずですが・・・・こちらは絶対ではありません。
 ご了承くださいませ。


 ではでは、抜粋、どうぞ!

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 暁月と入れ替わりに、真奈が小島邸から戻ってきたのは夕方だった。
「ご、ごめん秋夜!すぐ夕飯作るから!」
 ただいまと言って走ってきた真奈は、反転して入り口に備えられた竈のところにすぐさま飛んで行こうとする。
 沈みがちな思考を遮る賑やかな真奈の姿に、どこか救われるものを感じながら、秋夜は立ち上がった。
「―――かまわない。もう作った」
「えっ?」
 ふわり、背後から抱き締めると、真奈からは仄かに花の匂いがした。そして、日向の匂い。
 冬のこの時期、花の香がするのは珍しい。
 それともこれは、真奈自身の香りだろうか。
「……真奈は、腹が空いているか?」
 鼻腔を満たす、花の香りにくらくらと誘われながらも、秋夜は最大限に自制を働かせてみる。
 だが、これは果たして自制だろうか?
 自分を持て余すような熱というのは、秋夜には馴染みの薄いもので自制しきれたと思う事がない。
「へ?う、ううん……実は、綾姫様といっぱい食べてきちゃって……」
 小島邸では、真奈の来訪の度にたくさんのお菓子での歓待がなされる。
 真奈を実の妹のように思ってくれているらしい綾姫と弥太郎の計らいで、これを理由によく小島邸に真奈は招かれているのだ。
 実のところ、食べるのは真奈一人と言っていい。
 綾姫も傍で控える艶乃にしても、菓子などを食べるのは小鳥が啄ばむような少量で、出された菓子を真奈は断らないので、必然的に真奈一人が食べることになるのだ。
 それを、秋夜もよく知っているはずだった。
 なのに、わざわざ何故聞かれるのだろう、と首を傾げた真奈は、弾んだ声で後を続けた。
「あっ、お土産あるよ、秋夜!」
 そういうことかもしれない―――何せ、秋夜は無類の甘いもの好きなので。
 真奈はそう思ってごそごそと懐を探ろうとして、その手を秋夜に止められる。
「……秋夜?」
「……そういうことじゃない」
 見上げた秋夜の複雑そうな表情に、真奈は再度首を傾げる。
 その可愛らしい仕草に、秋夜の胸が大きく高鳴り、今にも暴走を始めそうな勢いになった。
 かろうじて抑えて、秋夜は真奈の手を口元に持ち上げ、白い中指を甘噛みする。
「……あっ…」
「こういうこと、だ」
 そのまま指の付け根の皮膚の薄いところまで唇を滑らせると、真奈が小さく吐息を零した。


 暁月との漫才を入れようとして、思いとどまりました^^;
 昨日書きあげました・・・・^^;
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