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 こんにちは。
 昨日は台風ですねとか言いつつ、そんなでもなかったんですが、今日は朝から大雨です。
 マーゴンは勢力がすごいらしいですね。
 どうか被害が大きくなりませんように。



 ブログ拍手、連日ありがとうございます。
 ここにはたまに身内からも来るんですが、大概厳しいですよ・・・・「その花の名は」Rバージョン書かせる気か・・・・・!

 他の方はお優しいので、特に健康の心配が書かれております。ありがたや~
 頑張りますよ~

 特に抜粋の拍手は「読んだよ」っていう足跡みたいでぴるぴるします。
 やる気が出るってもんですよ♪
 

 もちろんメールは大変ありがたいです。
 
 このあたりで6月の新刊の感想は大方聞けたかなー、と思うのですが、賛否両論が遙か5の「御伽噺」(笑)
 やあ、だから、ゆきも黒いって言ったのに(^^;
 賛の方からは「このままシリーズ化を!」「桜智サイドも!!」って感じ。
 
 あと、エタトラのヒノエの黒さが物足りないのか、あとがきに書いちゃったことをぜひ実行してくれという声、多数。・・・・・・・いや多数なんですよマジで。
 感想で一番多いんじゃないのかな。
 
 
 要は葉明同様、甘いのをたらふく食らったために黒が恋しいようですね。
 じゃあ何故アンケートの黒弁慶にもっと入れなかったんですかー!!!(笑)


 じゃあ黒ヒノエ本気でやってみます~?
 でもホントにそれ見たいの~?
 

 「最後の最後でハッピーになればいいんじゃない?」


 まあ(@@;
 



 虎さんの在庫で、夢十夜とダブルゲートが何故か昨日ガガガと減りました。
 この二つも追加納品はできませんので、ご了承くださいませ。


 それでは、抜粋に参りましょう。
 楽しんでいただけると嬉しいです^^


 ではでは、本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!


 

拍手[4回]



 知盛×桜姫 抜粋


 
 秋の晴れたある日、望美はふと月を見上げてそれに気づいた。
「あら……もしかして……?」
 空に浮かぶは満月。
 ならば、今月、もしかして知盛の誕生日が近い……?
 ふとしたきっかけで知ったそれを思い出し、望美は軽く腕を組んで考え込んだ。
 平知盛。
 平家随一の猛将にして現在の平家筆頭。
いけ好かない男であり、望美の天敵とさえ言える存在であるのだが……。
 
 
「……欲しいもの、だと?」
「そう。不本意ながら」
 めずらしく自分から望美がやってきたかと思えば、仏頂面でそんなことを言う。
 知盛は怪訝に首を傾げた。
「戦の褒賞か何かか……?」
 考えられるとしたらそれだが、直近の戦は生田の戦で、あれはそう大規模にはならず、しかも一番手柄は目の前にいる望美が取ったはずだった。
 だが他に思いつくこともない。それで仕方なく知盛は聞いたのだが、返ってきたのはにべもないものだった。
「そんなわけないでしょ。いいから言いなさい、欲しいもの!」
「………欲しいもの、ね」
 知盛は吐息のように哂った。


 桜姫は平家では知盛にだけは手厳しいです。
 同時に源氏勢では九郎にだけ手厳しいのですが、そんな両者の顔合わせも書きたいなあ。


 敦盛×桜姫 抜粋 

 
 
 敦盛はふと顔をあげた。
「敦盛さーん!」
 ついで、予感の通りに声が響き、敦盛は自然と顔を綻ばせてしまう。
「……ここだ」
 常人ならざる跳躍力で屋根から庭に下りると、やはりそこにいたのは桜姫だった。
 愛しい恋人。
「やっぱり屋根にいたんですね。お邪魔してしまいましたか?」
「いや……貴女を待っていたから」
「そ、そうですか」
 ふつり。会話は途切れてしまう。だが、お互いに沈黙は苦にはならなかった。
 元より敦盛はそう口数の多い方ではなく、桜姫――望美はそんな敦盛が好きなのだから。
 いつもならこのまま微笑んで庭を眺める。
 だが、このとき敦盛は僅かに迷った。
(……評議は、どうなったのだろう。この方のことだ。うまく、まとめて下さったのであろうが……)
 偽物の和議を囮にした生田の戦は、さらにそれを囮にした桜姫の奇策によって平家方の勝利に終わった。
 そして、仕組まれた和議さえ踏み台にして呈された本物の和議に、もう誰も否やは唱えられなかった。
 怨霊姫の名は、憂国の神子として高く評価され直し、平家は還都が許された。
 季節は一巡し、また秋が来た。
 暑さは峠を越して、自然はゆっくりと移ろいゆく。
 ただ、この身を置き去りに―――
(いつまで、傍にいられるのだろう)
 消えゆくべき怨霊である我が身を思う。
 ただ共にありたいと、泣いてくれた愛しい人と恋人になってから、大分経つ。
 だが、この身はまだ存在を許されて、他の怨霊たちのように輪廻には還ってはいない。
 それがいいのか、悪いのか……。
 敦盛の表情は思案とともに沈んだ。しかし、それは長くは続かなかった。
「……はにをはれるのら」
「ふふ、何か余計なことを考えてるなーと、思って」
 びみょーんと頬を摘まんで伸ばされて、敦盛は困った顔で望美を振り返った。
 軽く笑う恋人の目は、何の憂慮もないようにただ明るい。
 だが、今回の議題が、怨霊である自分たちの処遇についてであることを、忠度に聞いて敦盛は知っていた。


 優しく切ない恋物語・・・・・・・を書くのはページがいるんですよ?と思う今日この頃・・・
 あっつんも動かないんですよ、神子様方・・・・

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