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 こんにちは。
 
 イベント参加と息抜きのために数日留守にします。
 パソコンさんをお供に・・・(--;
 うう、ここまで切羽詰るとは。

 お出かけは葉明の体調も考慮され、ちょこっとおとなしめになる予定です。
 

 ヒノエはなかなか京から進めず………ホントに108Pで終わるんだろうな、って感じです・・・
 

 ちょっと我ながら進行がとろいので、エンジンギアを入れ替えます。
 やっぱり自由すぎるといけませんね人間は。

 頑張ってきますよー!

 
 ちなみにもう一人、頑張らないといかんのが那由多さん。
 栞の締切りがちょうど葉明の帰着日なのです。

 「描いておいてね」
 「あ、アイアイサー」

 昨日の会話でした(^^;
 こんな感じで続々と締切が・・・・締め切りがっ!!

 


 インフォに夏の予定をあげてげ、となりました。まだ3つしか終わってない。。。
 が、頑張ります。
 
 ただで留守にしてもつまらないので、下にヒノエ編の抜粋を入れておきますよ~


 ではでは、本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
 本日21時までは自宅にいますので、危急のご連絡がおありの場合はお知らせくださいませ。

 

拍手[4回]


 
 

 
「離してっ……!」
「ん?」
 六波羅のアジトに向かう道中。
 遠くからやけにはっきりと聞こえた声に、ヒノエは顔を巡らせた。誰だ?
 すぐにその人は見つかった。
 ヒノエの歩く方角で、男に腕を取られている女。
(……あーあ……)
 女の顔もはっきり見えないような距離だが、まとわりつく男の顔ははっきり予想することができた。
 平和なる京。
 だからこそ現れるのが彼らのような存在だ。
 円熟した果実に忍び寄る蛆虫のような連中は、どうしてこうも似通うのか。
 些か辟易しつつ、ヒノエは肩を竦めた。
 手早く馬を繋ぎ、足を速める。
 他の者のように足早に行き過ぎてもいいが、見てしまったら仕方ない。
 もともとヒノエは、女性には優しい性質だ。それが美女であるならなおさらに。
「―――やめな」
 軽く言って、ヒノエは男の手を取るとそれを反対側に捻りあげた。
 あざやかな手際に、周りから感嘆の声が響く。
「ぐわっ」
「みっともないぜ、あんたたち」
 捕まっていた女をちらりと見る。思わず口笛でも吹いてしまいそうになって、それは堪えた。
(上玉じゃねえか。助けてよかったぜ)
 自然とヒノエの口元には笑みが浮かび、それが一層彼を不敵に見せる。
「な、何だお前!」
 あっという間に捻られた男を呆気にとられて見ていた仲間が、じり、と、一歩後ずさりながら吠えた。
 ……他愛もない。
(あと一押しか)
 ヒノエはわざとゆっくりした口調で微笑む。
「さて、あんたらみたいなのに名乗る名は持ち合わせていなくてね」
 そして、捕まえていた男の手を更に音がするようなところまで捻りあげていく。
「ぎゃあああっ!」
 男は恐怖にまみれた悲鳴を上げた。
 力を入れられているようには思えないのに、暴れることもできないような激痛が腕を苛んで、自由な片手を動かすこともできない。
「いあっ……!や、やめてくれ、折れちまう……!」
 男の哀願に、ヒノエは耳を貸さない。
 微笑みのまま、ヒノエは更に男の腕を痛めつける。
「どうしようかな。このまま簀巻きにして鴨川に捨ててやってもいいけど―――」
「ひっ……!」
 仲間を助けようと暗器を閃かせた男も、ヒノエの視線で固まった。そこには明確な器の差がある。
 だが、場は一気に逆転した。
「―――やめなさい」
 凛と響いた声は女だった。
 しかも、丸腰だったはずの女の手には立派な両刃の剣が握られていて、しかもその剣先はヒノエの喉元に突き付けられている。
「そこまでする必要はないわ。手を放してあげて」
「えっ……あ、あんた……?」
 襲おうとした女に助けられている。
 事態を把握した暴漢のひとりが呆気にとられて暗器を取り落とす。
 その落下音で、ヒノエも我を取り戻した。
「――――…へえ」
 さすがのヒノエも絶句していた。まさか、こんな展開になるとは。
 ヒノエは小さく苦笑した。
「オレが悪者かい?」
「そうは言ってないわ。もういいでしょ、って言ってるのよ」
 さっきまでなすすべもなく捕らわれていたのが嘘のような、凛とした佇まいだった。
 剣には殺気は感じられない。だが、少しでも動けば皮膚の一枚も簡単に切れてしまいそうなほど至近にその刃は突き付けられていた。
 ヒノエは捻りあげていた男を解放した。
男たちがこれ幸いと這う這うの体で逃げていく。だが、そちらにはもう視線も向けなかった。
それよりも、よほどこっちの方が気になる。
謎めいた美女。
「これでいいかい、勇猛な姫君?」
「……………」
 甘く微笑みながら、ヒノエは無抵抗の証に両手を頭のあたりまで上げる。
 女はヒノエとは違ってずっと男たちを見ていたが、完全に二人が見えなくなったあたりで剣を下ろした。
「……いいわ。――ごめんなさい、助けてくれたのに剣を向けたりして」



 ここではまだ二人は京に来たばかり。
 お互いの目的も正体も知りません。
 
 さてさて?
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