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 こんにちは、葉明です。
 喉がまだ痛い~。
 原稿で泣きそうになってるような時期ではないので、今日は早めに休む予定です。

 今日は、これから那由多さんの誕生日をお祝いにいきます。
 本当はもうちょっと早いんですけど・・・まあいいかな、ってくらいの誤差なので^^;


 体調不良を心配して下さった方々へ。

 我が家は日本家屋なので、隙間風がすごくて、なかなか「暖かい部屋で過ごす」ことができませんが・・・
 ミカンいっぱい食べて乗り切ろうと思います。
 でも冬の体調不良はいつものことなんですよ(^^;


 通販ですが、メールはすべて送っています。
 虎さんが「君の傍」を載せて下さったので、サンプル代わりにでもどうぞ~
 その虎さんですが、「いつか見た夢」が完売となりました。
 ありがとうございました^^
 あとは我が家にある在庫2冊限りとなります。
 ご了承ください。


 ではでは、こんなもので。
 下に今書いている「エクソシスト」抜粋しておきますね~
 
 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!

拍手[3回]



 平和な昼下がりである。
 台所から怪音が聞こえる。続いて、少女の悲鳴も。
 リビングで寛いでいた金の髪の男は、くすくすと笑って立ち上がった。さて、今度は何の失敗をしたのだろう?
(怪我でもしていなければいいのですが……)
 この街にはまだ滞在しなければならない。
 そのためこの家を壊されるのは少々困るのだが、まあそれはこの際しょうがない。
 台所を預けなければならない現状はいかんともしがたいのだから……。
 金の髪の男―――弁慶は、ひょい、と台所を覗き込んだ。
「望美さん?」
「ひゃっ、弁慶さん……!」
 もうもうと黒い煙のあがる台所に座り込んでいた、桜色の髪の少女が、びくっと身体を跳ねさせた。
 振り返った涙目は泉のような翠色。
「いったいどうしたんですか?」
「うう、私にもよく分からないんですけど……」
 エプロン姿の望美が指差したのは、使い古された旧式のオーブンだ。中は真っ黒になっていて、ここからだとよく見えない。
「焦がしましたか」
「爆発したんです……」
 弁慶は目を丸くした。
「爆発」
 望美はコクリと頷く。
 何故、とは聞かないでほしい。自分でもどうしてこうなったのか、いまいち分からないのだから。
 望美はいたって普通にシンプルなシフォンケーキを焼こうとしただけだ。
 生クリームの泡立てはいつになく美味しそうにできたし、今から焼けば、アフタヌーンティーに十分間に合うだろう、と思うと、望美は嬉しかった。
 最近知ったこの国の風習だが、望美は非常に気に入っている。
 特別なことは何もしていない。誓ってレシピ通りにしている。
 なのに、突然、オーブンが爆発したのだ。
 いったいどうしてなのか、望美の方が聞きたい。
「―――怪我はしていませんか?」
 弁慶は整った顔立ちに甘い笑みを浮かべると、優しく望美に手を伸ばした。
 だが、望美はそこに掴まろうとしない。それどころか、ぷいっと顔を背けてしまった。
「……自分で起きあがります」
「おや、つれないですね」
「怪我してる手に、掴まれるわけがありません」
 腰を抜かしているくせに強情な望美に、弁慶は思わず吹き出しそうになった。
 ……本当に、何て可愛い。
 少女の頬はプラムのように赤くなっていて、白磁の肌との対比が弁慶の雄をそそる。
 それでなくても少女の赤いドレスは胸が潰されて上に丸みを作るデザインだから、屈まれると妙に扇情的なのに。
 チョーカーから垂れ下がる金の鎖が、胸の谷間に吸い込まれている。
 ふと、弁慶は脇に置かれた生クリームの入ったボウルを見つけた。指で一掬いし、舐める。……甘い。
「こっちは上手くできたんですね」
「そう!そうなんですっ!」
 望美はぱあっと嬉しそうに弁慶を振り仰いだ。
 だが。
「だから私、凄く嬉しくて!これは、絶対ケーキと一緒にって……なのに……」
 次第にしょんぼりと、悲しそうに声と共に顔の角度も落ちていってしまう。
「はう……」
 よっぽど残念だったのだろう。望美はため息ひとつついて、小さくなってしまった。
 だが、弁慶にしてみれば、生クリームと一緒にケーキがあろうがなかろうが、そんなことはどっちでもいいことである。それよりも……。
「顔を上げて下さい、望美さん」
「え――――――んんっ……」
 生クリームを更に掬った弁慶の指先が、いささか乱暴に望美の口の中に差し込まれる。
「舐めて。―――ほら、これだけでも十分、美味しいでしょう?」



 こんなの書いています。
 やあ、那由多さんの描く衣装が可愛いこと!(笑)
 
 でもこんなことつらつら書いてたら、何ページになるか分かったものじゃないですよ(^^;

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