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 こんにちは、葉明です。

 昨日は大気が不安定でした。
 葉明は雷が苦手なので、そわそわしました。
 幸い誰も、雨には当たらなかったようです。



 翔くんの抜粋を下に畳んでおきます。
 しかし、この1冊は「Sweet Egoist」とは毛色が違うなあ・・・・(^^;
 イエ、あれもCP話は同じくメロメロ甘々ですけども。


 
 そんなこんなです(どんなだ)


 葉明の原稿中、まいちゃんという子がよく手元を覗きに来るのですが、インフォページ更新中に言ったのが、

「あれ、夏インテ、特典本ないじゃん。書かないの?」

 いや、ヒノエですね。
 特典本書いちゃうと、両方買わなきゃって気にさせるかなって思うと、それも嫌で、今回はわざとはずしておいたのでした。
 それを説明すると・・・

「書きなよ。あれ、レンもないね。書かないの?」
「レンはもう夏コミで書いてるでしょ?」
「トキヤも夏コミも書いてるじゃん。レンはー?レンレンー」

 ココに那由多参戦。

「そうだ、書け書け―!お前ばっかり寝させてたまるかー!」
「アナタ、今仕事しない宣言してたでしょ・・・」
「それとこれとは別だもん」

 ・・・・・・・・言いたいこと言うんだから。

 そこでまいちゃんの会心の一撃が。

「那由多、夏インテの新刊は?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 あさっての方向を向く那由多。
 微妙な表情で見守るワタシ。

「・・・・・・・・な、那由多の軌跡が面白かったら、コピー本が出る・・・・・・」
「でもそれ発売日26日じゃんね?そこからゲームしてクリアしてからでしょ?描けるの?」

 葉明は矛先が逸れたと、喜んで囃し立ててたのですが、まいちゃんは容赦なかった。

「で、真夜はレンとヒノエ、書かないの?」
「・・・・・・・・これ以上書かせる気ですか!告知ももう終わってるのに!」
「大丈夫だって。いけるって」
「い、いやまいちゃん、書くのはいいとしても先立つものや〆切がね?」
「根性でやれ」

 ・・・・・・・・・・姐様より容赦ないのがイター!!!



 再び私の話に戻ったので、まいちゃんと那由多さんは、きゃっきゃウフフと葉明の新刊が増える話で盛り上がってました。
 ・・・・・・その場合、1冊、那由多の仕事も増えるのに分かってるのかなあ・・・・・・・


 葉明の周りでは、葉明を無視して、葉明の話が進むことがままあります。
 大概は事後承諾。
 しかも「はい、イエス、わかりました、どれ?」的な。

 そんなのにアイアイサーと答え続けたから、こんな現状になってるんだろうなあ・・・・。

 もう少し頑張ります。


 
 あ、本気にされるとアレなので、付け加えておきますが、この話は昨日、葉明の周りで起こった「お話」です。確定じゃないよ・・・!

 とりあえず今やってる原稿が無事入稿できて、8月までに最低3冊のコピー本が入稿できたら考えます。それまで絶対無理ですから。


 ・・・・でも、葉明のヘタレ頭は、ついついレンの話を思いついてたりするんだ。
 この残念脳・・・!!!


 まあともあれ、原稿ガンバリマス。



 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!

拍手[3回]



 


 好きで―――好きで、好きで、大好きで。
 大事にしたいって思う。
 同じくらい、全部欲しいって思う。
 だけど、やっぱりなかなかそこまで突っ込めなくて、足元が何だか宙ぶらりんだ。
 何か、いつも格好つかねえよな、俺。







 春歌はその日、上機嫌だった。だが―――

「はい、OK!いいよー!」
「ありがとうございますっ!」
 業界内でも特に厳しいと評判のプロデューサーの満面の笑顔に、レコーディングルームの空気は一気に解けた。
 今日は、とあるアニメの主題歌の収録である。
 翔は歌手として、春歌はBGM担当の作曲家としてここに来ていたのである。
 二つのエンブレムもばっちりゲットして、シャイニング事務所の正所属となってからというもの、翔も春歌も、来る仕事の質も量も格段に良くなった。
 もちろん、どれひとつとして手は抜けない。
 自然、連絡はちょっと間遠になってしまった。
 だから、実は、この仕事は合わせて取ったものではなく、偶然のバッティングだったのである。
 仕事場とはいえ、会えるのは久しぶり。
しかも、こんなにいい笑顔のときに傍にいられるとなれば、春歌が上機嫌になるのは当たり前である。
「お疲れ様でした!」
 解散の段になって、春歌と翔は、二人してお辞儀する。
 無邪気であって、かつ、ばっちりと息の合った元気なお辞儀は微笑ましく、可愛らしいものだ。
 この世界には珍しく、どこまでもスレていない感じが初々しい。
 自然、大人たちのヤジが飛ぶ。
「仲いいねー!」
「早乙女さんに怒られるぞー!」
「な、なっ…」
 口笛まで吹かれ、翔は本気で慌てかけたのだが。
「はい、ありがとうございます!」
 春歌は、実にさらりと受け流した―――ように、翔には見えた。
 大人たちも、本気で揶揄したわけではないから、すぐに次の話題に移ってしまっている。
「行きましょう、翔くん!」
「あ、ああ…」
 春歌はにっこりと笑って促したが、何だか翔は、落ち込んだように俯いてしまった。
 春歌は内心、首をかしげる。
(お仕事は上手くいったのに……翔くん、どうしたんでしょう……?)
 少なくとも、今の今まで、翔は明らかに笑っていたはずである。……もしかして、疲れたのだろうか。
 それとも、実は最初から何かあって隠していた……?
 春歌はこっそり考え込んだが、そんなに簡単に分かるはずなんてない。
 恋愛はおろか、人付き合いは、今でも初心者クラスな春歌である。
 その話題に辿り着く糸口さえつかめないままに、寮まで送ってもらってしまった。
 せっかく久しぶりに逢えたのである。
春歌は勇気を出して部屋に誘ってみたのだが、翔は曖昧に笑って帰ってしまった。
あとには春歌が、ぽつんと一人、残された。





 翔くんです。
 冒頭を抜粋しました。

 短編のくせにぞろぞろ出てきて、翔くんとハルちゃんを冷やかします。
 
 二人はいじられても可愛いです。

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