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 こんにちは、葉明です。
 
 今年の夏は湿気対策に追われています。
 何でこんなにだるいのか・・・いっそカラッとしてほしいものです。


 そんな中ですが、知盛を書いています。
 一番小難しいあたりを抜けたので、ちょっと安堵しました。
 ここからが本番です。ウフフ・・・



 昨日の日記は、メールや拍手がたくさん来ました。
 みんな熱いな・・・・!
 情熱ですね。大半はヒノエプリーズだったんですが、あなたたちは我慢とかしよう!
 夏コミも夏のインテも、よく考えたらここの所連投じゃないですか~!!

 元気なことです。


 反対に翔くんの感想が来ませんでした。那月は来たのに・・・(笑)
 何だかかわいそうになりました(^^;



 今日は砂月です。


 もしも知盛で余力があったら、砂月を何とか1ページなり減らして那月を増やせないか画策しているのですが・・・・
 そのためには書かねばです。あああ、ゲームしたい~!!


 昨日、レンが思いついて~と言いましたが、レンはコミカルだったので、もう1本書き直しました。ジョージ、好き♪
 うまくガスガスいけるといいなあと思います。

 自分で書いておいてなんですが、すべてよもやま話です
 こうして消えていく話のいかに多いかという話ですね。
 あ、ローションは諦めてませんよ。このままだとお蔵入りですが。
 

 何にせよ、楽しみです。

 ではでは、今日はこんなところで。
 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!

拍手[3回]





「ユーたちも分かっているはず……デビューするのに、二重人格は邪魔でしかありまセーン!」
 変わらぬ断言に、春歌が表情を曇らせる。
 砂月が苦々しげに頷いた。
「………確かにな」
 それは砂月も――というより、砂月が一番よく分かっていることだった。
 ―――那月の弱さを砂月が全面的に引き受けてきた故に、砂月である時の記憶が那月にはない。
 これが続けば、今までならばいざ知らず、芸能活動には少なからず支障が出るだろう。
 主人格を砂月とするならともかく、那月を主人格にしたまま、記憶の欠落を続けるわけにはいかないのだ。
 ―――だからこそ、一度は、砂月は自分が消えることを選択したのだが。
(……春歌……)
 腕の中の少女を思うと、消えられないような気もする。
 不思議な少女。
 弱くてふわふわしていると思ったら、自分さえ黙らせるほどの強い輝きを放つこともある。
 そうかと思えば泣き出して、どうしたものかとこっちが迷う内に、いつの間にか素晴らしい音楽を紡ぎだす。
 目が離せない少女。
 優しくて強い。そうかと思えば、やはり弱い。というか、危なっかしい。
 できれば、ポケットにでも仕舞い込んで、ずっと手元で守ってしまいたいほどだ。
 だが、それはできない。
 主導権はあくまで那月にあるべきであり、砂月に、那月に迷惑をかける、という選択肢は存在しない。
どうしても駄目なら消えるだけだ。この想いごと。
―――手放すことは怖くない。
 きっと最後まで、自分はあたたかな海に包まれながら消えることができると思うから。
だが。
「……駄目です」
「――――春歌…」
「絶対にだめです。嫌です、砂月くん……」
 どうにでも振りほどける、儚いばかりの腕の重みが、その決心を鈍らせる。
 ここにいたくさせてしまう。……そんなこと、許されるはずもないのに。
 不意に、シャイニング早乙女の声が響いた。
「ミス・七海の決意は固まっているのですね?」
「はい…」
 春歌が小さく頷く。
砂月は訳が分からず首を傾げた。
「おい、何のことだ…」
 が、シャイニング早乙女が待つはずがない。砂月の言葉の途中で、いきなりシャイニング早乙女は豪快に立ち上がった。
「では、ユーが責任を取りなさーイ!」
 そして何かを唱え始める。少しして、砂月の周りを黒い靄が漂い始めた。
 砂月はそれをしっしっと、追い払う。そして―――
「―――は?だから何―――」

 ぽんっ!

「…をする気だ!」「―――わあっ」
 軽快な音がして、声は二つに分かれた。
靄が晴れる。……照明をおもむろにつけられてしまえば、否が応でも現実が見える。
「な、那月くん、砂月くん……」
 春歌は目の前の光景に呆然とする。
本当に、那月と砂月は二人に分かれてしまった。
ちなみに、突然表に放り出された那月よりも、砂月の方が困惑したような顔をしている。
まあ、無理もない、
誰だって身体が二つになるなんて思いもしないだろう。
 ――――しかし……。
「んん、んん、ンー、やっぱりネー!」
「な、何だよ」
 百キロの巨漢ににじり寄られて、さすがの砂月も後ずさりした。その身体は、輪郭が何処となくぼやけていて頼りない。
 春歌は、困ったような、心細い表情になった。
 那月が無邪気に自分の身体を確認し、砂月の方を興味深げに見つめる。
「うわあ……どうしてさっちゃんがいるんですか?まるで、僕たち双子みたいっ」
「それでース!」
 びしいっとシャイニング早乙女は、那月に指を突き出した。
 くるくるとその場で回る。
「ミーの黒魔術で、ユーたちは二人になりましター!しかーシッ!今のままでは、安定しまシェン!必要な処置があるのでス!それは……」
必要な処置、というのを高らかにシャイニング早乙女は歌い上げた。
「なっ…!」
 ――――春歌が自分を避け続けるわけである。


 
 こっちは心なしファンタジーです。
 最初から双子でもいいんでしょうが、それだと原作設定丸無視なので、シャイニング早乙女の不思議さを利用させていただきました。

 基本、甘々話です。

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