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 こんにちは、葉明です。
 夏日ですねー!ようやくテンションがあがってきたー!!


 今日は喜ばれるかなあと思って、知盛を添付してみました。
 知盛ファンの方々、お待たせいたしました!


 数日前に、九州の知盛ファンの方が拍手下さったんですが・・・
 それだけでなく、いつも元気に拍手下さる方もお風邪を召されていたそうです。
 夏風邪は治りにくいと聞くので、ご注意ください。


 今日からさすがに「眠気が」とか言ってられないので、徹夜始動です。
 頑張らねば後がない。




 そういえば、昨日はラブレッスンが大阪であったとか。
 BLが強いイベントだと聞いていたのですが、桜宵の本も手に取っていただけた模様です。ヨカッタ・ヨカッタ。
 
 ですが、話を総合していくと、ラブレでオムニバスはやめた方がいいのかなあ・・・
 時期的にローションの話をペロッと出して、10月に備えた方がいいのかもしれません。
 どっちにしろ、本命の本陣は11月ですが!

 しかしそうすると、冬コミに受かっていた場合葉明は地獄を見るわけで・・・・・・・・・。

 さ、三国恋戦記とかもやりたいしー・・・。



 先のことは深く考えないようにしたいと思います。
 

 
 さて、今日はこんなところで。


 本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
 砂月の感想もありがとうです^^

 

拍手[2回]






 望美の知る京の夜は、いつでも静けさに満ちていて、喧騒とは程遠い。
 そんな中では、九郎たちの酒盛りもそれなりに賑やかだったが、そんなものは比べ物にもならないほどに現在の京の夜は騒がしい。
 平和を寿ぐ宴が、上も下もといたるところで繰り広げられている。
 連日連夜。
 さすがに鎌倉勢は飽きたか、実務主義なのか、少数の連絡役を置いて関東に帰っていった。
 彼らは、これからかの地で正式に武士の政権として幕府を樹立するのだという。
 望美も知識として「そんなものがある」と知ってはいたが、それが具体的にどういうものかは知らない。
 朝廷機能も残したままで、うまくいくのだろうか。
 ……また争わないだろうか。源氏と平家のように。
 似たものが二つあったら、どっちが上かを確かめようとしてしまうのではないか。
 それとももう戦は嫌だから、我慢するのだろうか。
(私には、出来ない)
 望美は息をついた。
 立派に整えられた庭も、夜となってはよく見えず、しかもこうも騒がしければ風情もないとあって、望美の心を慰めるにはまだ足りない。
 ここは、梶原京邸ではなかった。
 向こうの方からはまだ喧騒が続いている。今少しそこから離れていたかったが、京邸でないから隠れる場所なんて知るわけもない。
 もうじきに、消えた望美を人が探しにやってくるだろう。放っておいてはくれまい。
 望美が―――白龍の神子が、まぎれもなくこの平和の象徴であるかぎり、その身は絶好のお飾りだった。
それを狙って、この邸の主は望美を今日の宴に招いてきたのだろうから、望美が宴から逃れられるはずはないのである。
そんなことがもう何日も続いている……。
夜はこうして宴に引っ張り出され、昼は昼で、各所から贈りつけられてくる諸々のものを選別したり、お礼の文を考えたりしなくてはならない。
実際書いてくれるのは朔や景時だが、まさか彼らにまかせっきりにするわけにはいかないだろう。
朔に師事し、頑張ったおかげで、近頃では何とか、署名くらいはできるようになってきた。
―――平和に、確かに望美は馴染んでいた。
馴染もうとしていた。
だが、それはいつでも一瞬で突き崩される。
この男によって。
「―――これは……神子殿」
 喧騒から遠く離れた渡殿。
 そんなところに宴の夜に用がある者は、せいぜいこの邸の家人ぐらいだろうに、その男は現れた。
 銀色の美貌。
 返り咲いた中納言、平知盛卿である。
「……………」
 望美はあからさまに顔を顰めると、そのまま無言で宴の方に歩き始めた。
 呼ばれて仕方なくなってしまうまではここにいようと思っていたが、この男と二人でいるよりはよほど宴の方がいい。
 平家は、敵である。
 それを望美はどうしても忘れられないでいた。特にこの男を見れば、それは一瞬で甦る。
 還内府の正体を知ってさえ、消しきることのできなかった憎悪の念は、今は無理やり押し込めているが、なくなったわけではない。
 平和になったからと、忘れられるわけがないのだ。
 ただ、この平和を、望美が自ら崩すわけにはいかない―――それでは鎌倉と同じである。
 その一念だけで、望美は己を堪えていた。
 すれ違う刹那、知盛の腕が素早く望美を捕えた。
「――――っ」
 走った痛みに口を噤む。どんなに痛かろうが、この男に悲鳴を聞かせたくはなかった。
 知盛は既に直衣を着崩していて、どこぞに烏帽子も放置してきたようだった。
「クッ、そう、急くこともないだろう……?」
 酒の匂いの混じる重低音が、望美の耳の傍で響いた。
 暴れようにも、巧みに望美は取り押さえられていて、びくとも動けなかった。ご丁寧に裾まで踏まれている。
「――――離して」
「嫌だ、と言ったら……?」
「言葉遊びは御免よ。離して。向こうに行きたいの」
 望美は知盛を睨み据えた。
 知盛は、その燃え盛るような翠を愉しむように観察する。
 苛烈な色。
 どの勢力も拒まずに、勤勉に宴に花を添えんとする献身的な女が、自分にだけは牙を剥いてくる。
 伝え聞いたり、垣間見る女の風評や様子からはあまりにもかけ離れた姿である。
 その落差が面白かった。
「向こうに、ね……逃げてきたのだろうに」
「それでもあなたの傍よりはマシよ」
「……ほう……」
 知盛は僅かに目を眇めた。



 知望です。
 かなり険悪な知望です。

 望美がこんな言い方をするのは知盛だけで、それだけでもこう、はうっ!となるのですが、最近ひたすら甘い知望だったので、かなり楽しいです。

 でも文字数とかすごく多くて、なかなかページが進まなくて畜生とか思います。

 でもたぶんすぐ「ああっ、もうちょっと短く・・・・!」とか思う羽目になるからちょうどいいのかな・・・

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