更新日記
こんにちは、葉明です。
今日は搬入とか原稿とかやってます。
もう3Pでスパコミ用の原稿がすべて終わります・・・!
逃げなかったよ・・・!!
何か、去年の日記も「もう他のサークル様は一息ついてる頃なのに、桜宵は何やってんだ」的記事でした。
まあ進歩がないわー。
今日、ちょろっと、将臣サークルの沢井様とツイッターしてました。
そこで教えていただいたことがいくつかありまして・・・
や、ほら。
前のアンケートで、将臣と弁慶が入らなくてね、何でだろうって話をしたわけです。
空気読む、か・・・
そうか・・・
桜宵なんか言わなきゃダメサークルだから、空気読むなんて優しい人は損しちゃいますのよね。でも、お優しい方はいるわけで。
あと地雷とか教えていただきました。うーん、そこはご勘弁願うしかない・・・
とりあえずくどいようですが、私は全体的に誰のことも好きですし。
サイトで誰祭やってようが、別の人のコメントしていただいて、全然かまわないので、本当に気になさらないでね。
昨日の話はですねー。
今のところ姐様にも相談できてなくて、やるとしたら、マジで少部数ですが。
かぶるかぶらないはね、葉明はいいの。
正直、そうかどうかも知りませんから。
でもね、せっかく買って読んで、知った話だったら嫌でしょう。
そういうのが嫌だなーって思うだけなんです。
それでも読んで楽しいのが二次創作に限らず基本ですけどね。
それを目指して葉明も頑張っているわけで。
どうしましょうかね。
「花と貴腐」のこともそうですけど、書く書かないは、どんな話も、需要やタイミングもあって本当に難しいです。
書くだけなら別に葉明が一人で完結できるわけですからね。
あ、愚痴になってきたのでここで切ります。
明日は「傲慢なピアノ」の抜粋をいたします。
お待ちくださいね。
ではでは、本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
熊野は隠国。
生者と死者の交錯する国であり、源氏にも平家にも誼を通じた国である。
だからこの時期、源氏の連中が熊野に来るのは、知盛には想定内だった。
だが、さすがに還内府―――有川将臣の探し人が源氏だったのは想定外。
(しかも、源氏の―――白龍の神子とはな……)
自分の隣で狸寝入りしている女の髪を弄びながら、知盛は低く哂った。
異世界より召喚されるという、白龍の神子。
八人の男を八葉として従えるという神子は、文献によると、美しく穢れなき、清浄なる乙女であるらしいが、この女は違った。
『あなた……平知盛っ……?』
見開かれた目は吸い込まれそうな翠。
そこに映る彼岸を見つめる切ない光に、つい魅入られた。
あれは、穢れなき色ではない。
ただ守られた存在ではない。
その証拠に、女の刃はどこまでも鋭く、そして…その身は乙女でさえなかった。
(美しいは美しい、か……?)
神子は穢れていて乙女でさえなく、敵とも通じるような女だった。
それでいて、女は確かに白龍の神子だった。眩き封印の光。―――三草山の噂は本当だったのだ。
知盛さえ魅入らせた剣の腕。
「神子殿……」
還内府率いる平家の宿敵・源氏の神子。
どこまでいっても自分とは敵対の関係である。
それが分かっているからか、どんなに疲れさせても、この女は眠りに堕ちようとはしない。
そのくせ俺の傍に寄ってきて、欲しがるのだから、分からない。
「起きぬのか……?」
「……起きるよ」
頬を撫でると目が開く。寝ていなかった証拠に目の淵は赤くなってはいない。
―――そうでなくては面白くない。
慣れられたいわけではない。
「もう夕方か……雨はやんだ?」
「ああ、とっくにな…」
「そう…」
女は―――望美は身体を起こし、御簾の向こうをじっと見つめた。
まるでそこに想う相手でもいるかのように。
それが知盛を僅かに苛立たせる。
しなやかな身体つき。それを、ほんの先刻までは自分のものにできていたはずだった。
もう既に、遠い。
特典本の知望です。
姐様から高評価を頂きました♪
特典本なので、ちょこっと難しい本にしています。
16Pでもいいのですが、艶のシーンをもうちょっと書こうとして、結局20Pになりました。
いつものことです。
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