更新日記
こんにちは、葉明です。
用事が急に積み重なったせいとはいえ、こんなデッドラインを姐様に強いることになろうとは・・・・・・!!(><)
ごめんなさい、ごめんなさい!
知盛祭もトキヤもレンも頑張るから許して?!
超私信でしたー・・・
メールが返ってこないから、怖くて連絡もできないよう。
ヒノエの抜粋を下に畳みます。
もうホント、オフにすべきだったんではないの、って展開ですが、本人はここまで来たら楽しんで書いています。
最後は「くるくる」シリーズのごとく、オマケ本付で終わりますかね。
やんデレ風に終わるのと、ちゃんとハッピーと二つ書けそうでドキドキです。
暁烏の自宅分が届きました^^
孤独のアリア以外は自宅にも届くようにしてるんですね。
孤独のアリアは無理だった・・・
そして、インテの搬入数が読めない怪。
ドキドキで壊れそうですよ・・・
知盛の感想もありがとうございます^^
癒しです~
しかし、皆様、今のところ、葉明が仕掛けたものに気づいていません。
当たり前だけど、何だか寂しい・・・
とりあえず頑張ります。
夏インテですが、どうしてもの諸事情で、スペースがうたプリになりそうです。
いやー、まだ提出してなくてよかった。
でも新刊が今のところ遙か3で、でもヒノエでスペース取っても苦手な展開になりそうなんですよ。まだ悶々中ですけども・・・
・・・知るんじゃなかった。
世の中には知らなくていいことがたくさんです。
とりあえず目の前に集中だ!
カエルさんの合唱を横に頑張ります~
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
「それにしても……」
崖から目を逸らして、譲が言った。
「山の中を、こんなにしっかりした道が通っているなんて、驚きました」
崖ではあるが、ちゃんと「道」だ。
石も取り除かれ、ところどころ、休めるように設えられている。
この時代にしてはおそろしく整備されていた。
道を維持するのは、現代でもそれなりの労力がいるものなのに……。
「この道も、熊野へお参りに行くための道なのかな」
望美が無邪気に譲に問いかける。
自分へ向けて聞かれたのではないと、重々承知で、ヒノエは口を挟んだ。
「ああ、この道は、小辺路といってね、本宮大社と高野山を結んでいるのさ」
後ろからかけられた朗らかな声に、あからさまに、望美は逃げだした。
「そ、そうなんだ。――あっそうだ、敦盛さん……!」
まさに脱兎の如く、誰の目にも非常に分かりやすい逃げ方だった。
「……先輩が逃げた」
譲とヒノエは二人、その場でそれを見送ってから、じっとりと譲がヒノエを胡乱気に見遣った。
「お前、何かしたんじゃないだろうな」
「まさか」
譲の疑り深い眼差しを、ヒノエはあっさりと切り捨てた。
「オレがそんなことするわけないだろ。これだけ避けられてんのに。お前の気のせいだよ」
「……そうかもしれないけど」
「だろ?」
―――何かしたかと言うなら、した。
薬を盛って、望美の身体を意のままにしたのはヒノエである。
ただし、これを望美は覚えてはいないはずで、覚えていたとしても、ヒノエが譲に言うような義理はない。
渋々、譲は頷いた。
「……だったらいいけどさ」
覚えてはいないはずだ。
そして、望美がヒノエの同行だけを拒むのは、今に始まったことではなかった。
出会った時から、一貫して変わらないことである。
ヒノエは、そっと目を眇める。
(どうしてお前は、オレだけ拒むの?)
ヒノエの視線に気づいているだろうに、望美は振り返りもしなかった。
ヒノエはしれっと嘘をつきます。
望美は必死に嘘をつきます。
二人の嘘が溶け合わなければ、本当には結ばれません。
まあこれもいつものことですね。
嘘(虚)は二人を書くときに使うテーマのひとつです。
崖から目を逸らして、譲が言った。
「山の中を、こんなにしっかりした道が通っているなんて、驚きました」
崖ではあるが、ちゃんと「道」だ。
石も取り除かれ、ところどころ、休めるように設えられている。
この時代にしてはおそろしく整備されていた。
道を維持するのは、現代でもそれなりの労力がいるものなのに……。
「この道も、熊野へお参りに行くための道なのかな」
望美が無邪気に譲に問いかける。
自分へ向けて聞かれたのではないと、重々承知で、ヒノエは口を挟んだ。
「ああ、この道は、小辺路といってね、本宮大社と高野山を結んでいるのさ」
後ろからかけられた朗らかな声に、あからさまに、望美は逃げだした。
「そ、そうなんだ。――あっそうだ、敦盛さん……!」
まさに脱兎の如く、誰の目にも非常に分かりやすい逃げ方だった。
「……先輩が逃げた」
譲とヒノエは二人、その場でそれを見送ってから、じっとりと譲がヒノエを胡乱気に見遣った。
「お前、何かしたんじゃないだろうな」
「まさか」
譲の疑り深い眼差しを、ヒノエはあっさりと切り捨てた。
「オレがそんなことするわけないだろ。これだけ避けられてんのに。お前の気のせいだよ」
「……そうかもしれないけど」
「だろ?」
―――何かしたかと言うなら、した。
薬を盛って、望美の身体を意のままにしたのはヒノエである。
ただし、これを望美は覚えてはいないはずで、覚えていたとしても、ヒノエが譲に言うような義理はない。
渋々、譲は頷いた。
「……だったらいいけどさ」
覚えてはいないはずだ。
そして、望美がヒノエの同行だけを拒むのは、今に始まったことではなかった。
出会った時から、一貫して変わらないことである。
ヒノエは、そっと目を眇める。
(どうしてお前は、オレだけ拒むの?)
ヒノエの視線に気づいているだろうに、望美は振り返りもしなかった。
ヒノエはしれっと嘘をつきます。
望美は必死に嘘をつきます。
二人の嘘が溶け合わなければ、本当には結ばれません。
まあこれもいつものことですね。
嘘(虚)は二人を書くときに使うテーマのひとつです。
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