更新日記
こんにちは!
昨日は寝込んでしまいました。
体調崩した・・・
その中ですが、弁慶脱稿しています。
将臣も何だか可愛い展開に・・・・
何に餓えていたんだ、私。
ちょっとヒノエ祭の話をしましょう。
イエ君がためですよ?
この君がため、既に発刊物が決まりつつあります。
まず「Lovers 2」・・・・これはもうホント大人の事情というか・・・・
無料本なのかな・・・・・・・・ヒノエスペースで・・・・・・?
で、「クローバー 2」ですね。遙か5無料本。
ヒノエスペースで・・・・・?(二度目)
遙か5はあの表紙が気に入ったので、あんなシリーズで別CPを。
アレ?ヒノエ以外ばっかりですね?(’v’;
ら、螺旋階段とかにいかなかった分、褒めて下さいよ・・・・
はい、ヒノエで迷っています。
ぶっちゃけると、遙か5「Voi che sapete」のおかげで、オフ本2冊か長編2冊の余力ができそうです。
でも何を?
と、なるんです。だから決まらないのね。
やりたいのは熊野神子と例のコピー誌にしようとして挫折したアレですね、黒ヒノエ~
じゃあそれにしたらいいじゃんってとこですが、それしたら他が書けんぜ。
ヒノエはコピー誌の初期のものを持ってらっしゃらない方、多いと思うんですよ。
なので再録を作りたい。
これは寄せ鍋テイストな、ヒノエ三昧が読みたいという意見から。
恋情の続きである「月の輪郭」とか、どこかで入れたかったんですよね。
勿論書き下ろしありです。
となると・・・・・さて、何Pになるかな。92Pを越えると表紙はカラーですねえ・・・・
安くしたいから1色刷り狙ってるんですけどね~。
どこまで何を入れて、何P書き下ろすか。
コピー誌も特典本も書きたいですよ。
いったい何P、何本ヒノエを書くのかなあ・・・・・
今回、実は将臣とかも書きたかったんですが、新絵師さんが「は・・・8月で!」とか言うんだもん(’v’)
知盛は・・・・・・・・・
ご、5月あんなに書いたもん・・・・・・ね?
ね?ねねね?
オンも書きたい・・・しくしくしく・・・・
まあこんなとこです。
姐様のセリフじゃないけど毎回ハードルが上がってる気がするですよ。
ではではこんなところで。
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
「……僕は薬師ですよ?」
「知ってますよ?」
弁慶が軍師をやめたと聞いて喜んだのだから、当たり前だ。
「じゃあ見せて下さい。薬師が傷を看るものです」
「え、だから…」
「いいから。――僕を怒らせたいんですか、望美さん?」
いつになく冷ややかで短気な弁慶の声音に、望美は危険を感じて、身を強張らせた。
いつだって温厚で優しいこの人が、実は怒ると誰よりも怖いこと―――なんて、彼を身近で知る者ならば、誰もが知っていることである。
「……怒らせたくないです」
「よろしい」
おずおずと両手を差し出した望美に軽く頷いて、弁慶がその手を取った。
弁慶の右手に軽く預けられた白い手の甲には、なるほど大きい怪我はないにせよ、無数の傷がついている。
弁慶は顔を顰めた。
「つめたっ…」
「我慢して下さい」
仏頂面で薬を弁慶は塗りこんでいく。
望美はその冷たさに、一瞬手を退きかけた。
強い力で引き留められ、望美はちくちくとした沁みるような感触も黙って我慢することにする。
「~~~っ」
やがて、弁慶がため息をついて手を離した。
「……痕が残ったらどうするんですか、こんなに……」
「そ、そんな大した怪我じゃないですよ」
これくらい、日常だ。
戦の時はもっとひどい怪我だって負ったし、剣の稽古では手も足も傷だらけになる。
それに比べればこれくらい……。
そう望美は思ったのだが、弁慶はまったく違う意見のようだった。
「大した怪我ですよ。……君は女の子なんですよ。こんな、美しい手をしているのに……」
「う、美しいなんてそんな……」
美しいといえば、弁慶の手だって美しい。
というか、弁慶の手の方が美しい。
手を預けている時にもそう思った。
大きな手は沁みも傷もひとつだってなくて、やわらかく滑々している。それでいて力強い。
……いや、弁慶は全部綺麗なのだが。
榛色の瞳、きらきらと陽光を弾く金の髪、黒衣に隠れた白い肌―――
「弁慶さんの方が、き、綺麗です」
「ふふ、僕は男ですよ」
「そう……ですけど……」
弁慶は軽く笑って、細く裂いた布で作った包帯を取り出した。……持っていてよかった。どこで何が必要になるか、本当に分からないものだ。
それを、もう一度望美の手を出させて、くるくると巻いていく。
「……それで?どうしてこんな怪我をしたんです」
望美はもう、「源氏の神子」ではない。
和議も終わり、世界は恙無くその歩みを進め始めた。
戦は終わった。
望美はもう、剣を振るって前線に立ち、傷つくような必要はないはずだった。
それなのに……こんな怪我をするのだから、本当に目が離せない。可愛いお話になりました。
スパコミの新刊の息抜きに読んでいただければよろしいかと・・・・
(どんだけ濃いんだって話)
弁慶さんがぐるぐるなお話です。
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