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 こんにちは。
 少しずつパソコンでできることも増えてきました。
 もうじき新しいページをアップできるから、愛し君へのページもできるですよ^^
 

 こまめな応援のおかげで何とかやれてます。
 ってゆーか、那由多さんのラフが麗しすぎるんですけど……!!(>v<)


 サンライズさんからDMがきました。
 栞しか頼まない弱小顧客なのに熱心だなあ。
 今回も栞予定ですが、メモのフェアに目を奪われました。
 
 「那由多ー、怨霊姫につけるの、メモどうかな?」
 「本じゃなくか?」
 「君のイラストの方が映えるだろ」
 「・・・・・・・描くのは構わないが、本も出したらどうだ。異聞、好きだって言ってくれる人いるだろ」
 
 ……本、も?

 「・・・・・・・・・まさかオフ本で?」
 「違うのか」
 
 や、そのつもりでしたけど、ここで懸案があるんですよねー。
 ヒノエが二つになっちゃうわけです。
 ちょっと微妙。

 そしたらここにニューな意見が来ました(笑)
 那由多じゃない人ですが。
 友人が来てくれてたんですね。葉明の食事の有無を見張りに・・・(--)

 「教経がいいと思う」
 「へ?ヒノエの代わりに?」
 「うん、黒髪の美丈夫なんだろ?けっこうよかった」
 「で、でもゲーム人物じゃないのに」
 
 うろたえる葉明に那由多参戦。

 「それでいいかもしれない」
 「ええ!?」
 「それでいこう。うむ」

 ………まだ本編もできてないうちからこんなのだから、桜宵は馬鹿だって言われるんだと思います。


 さて、今日はこのあたりで。

 本日も拍手・ご来訪、本当にありがとうございました!
 頑張るよー!



 

拍手[4回]



 
「―――ん……」
 時空の狭間から投げ出されて、望美はどこかに辿り着けたようだった。
 そこがどこかまではわからない。
 ただ抜けるような電線のない青空が、ここをあの世界だと告げていた。
 望美はがばっと起き上がった。
(ここはどこ、そしていつ!)
 あの戦いの前でなければ意味がない。
 場所は、すぐに知れた。潮騒。
「……熊野……えっ、でも暑くない……」
 むしろ寒い。
 望美は身体を抱き締めるように縮め、座り込んだ。
 雪こそ降ってないが、冬の気温だ。
 いつの?
 自分は―――間に合ったのだろうか……?
 望美が首をかしげたそのとき。
「―――…、……や……」
「―――だろう。………」
 途切れ途切れに、人の声が聞こえた。
 どこかで聞いたことがある声。望美は誘われるように立ち上がる。
 声は、だんだんはっきりと聞こえるようになってきた。だがこれは会話というより……。
「……ッ、ン」
「―――…だろう、だから…」
 望美はぴたり、と足を止めた。これは……。
(女の人が襲われてるっ……?)
 男の方はまだ会話らしきものをしているが、女の声はか細く息も絶え絶えで、いかにも頼りない。
 望美はごくっと喉を鳴らし、剣を構え直した。
 気合を入れる。
 あんな戦いから、八葉みんなを守らなくてはならないのだ。暴漢一人に後れを取るわけにはいかない。
 望美が一歩踏み出そうとした、その時だった。
「―――へえ」
 がさ、と大きく茂みが動いて、現れたのは紅い髪の少年だった。しかも知らない少年ではない。
 離の八葉、天の朱雀のヒノエ。
(―――ヒノエくんっ?)
 見知った少年は、知らない表情で微笑んで、望美の剣先を指先で下げた。
「殺気がするから誰かと思ったら、女じゃないか。何、お前も混ざる?」
「はあっ?」
 何を言い出すかと思ったら。
 望美は顔を真っ赤にしながら怒った。
「そ――そんなわけないじゃない!」
「そう?じゃあ何しに来たの?こんな奥まで」
「えっ、奥…って、……あ」
 言い合う二人をよそに、ヒノエの後ろで女が身支度もそこそこに逃げるように去ってしまった。
 望美の表情でそれを察して、ヒノエも振り向いて確認する。
「あ、残念。逃げられたか。いい女だったのにな」
 言葉ほどには残念そうでもなく、ヒノエは望美に向き直った。
「――お前が続きをしてくれる?お前のせいで逃げられたんだしさ……」
望美の知らない、艶冶で冷たい瞳でヒノエは微笑み、望美の頤に指をかけた。
「なっ…い、いつもこういうことやってるのっ…?」
「さあね。お前はどう思う?」
望美は思わず後ずさる。
だが、素早く腰を絡めとられて、身動きができなくなったと思ったら、すぐ間近に迫られた。
紅の瞳が甘く煌めく。
「ひ、ヒノエくんっ…駄目…!」
「―――ヒノエくん?」
 甘い空気が一気に霧散した。
 ヒノエは望美を捕まえたまま、ぽかんとしている。
「……どこかでお前に会ったかい?オレに覚えはないんだけど」
「えっ、あっ―――」
 しまった、と望美は口をつぐんだ。
 ここが夏の熊野ではなく、もしも戦が始まる前なら、ヒノエと自分が会っているはずもない。
 ヒノエはどこか不審そうに望美を見つめている。
 こんなとき、うまく取り繕うとかそういうことを望美はできたためしがない。
 だけどここには自分しかいない。自分と、自分を知らないヒノエしか。
 望美の中に一気に心細さが押し寄せる。
 知らない世界にたった一人放り込まれる不安感を、ここまでほとんど感じずに来たことを実感する。
 甘えていたこと、を。
 望美は無意識に剣を握る手に力を込めた。
「―――答えなよ。どうしてオレの名を知っている?お前は何者だ?」


 こんな感じからスタートです^^
 
 ハハハハハ、終わるのかな~
 あ、もちろんここよりも先を書いてますよ?
 でもなんてゆーか76Pは無謀な気がしてきたな・・・・
 もろ捏造ルートですよ?
 何も省略できん。
 
 葉明の計画性がしのばれます。
 確かアラビアンも最初は52P予定だったね(92Pになったけどね!)

 
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