更新日記
こんにちは、葉明です。
今日は雨で閉じ込められておりました。
明日もそのようですね。
暖かいのはいいんだけどなー・・・
あ、誤字の指摘、ありがとうございました!
直しましたっ!
確かに望美さんの料理は「合成」ですが、母君はまだマシじゃろう・・・
(じゃなきゃ望美さんが育たない)
他も頑張って見直してみましたが、実はこういうの、本人にはわからないものなんです。先入観があるんでしょうね。
よかったら、また教えて下さいね。
今日の抜粋は、うたの☆プリンスさまっ♪の龍也さんです。
売り子嬢がお気に入りの彼。
楽しく書けていると嬉しいです。
・・・・・・書いちゃったのね、って、笑ってあげて。
オフ本の〆切が~!!
頑張ります~。
ここ最近、また寒くてぶるぶるしてました。
そうなると寝なければやっていられなくて、本当に原稿が危ない。
でも、そろそろ三寒四温・・・春の気候になってきそうですね。
ドキドキです。
ではでは、このあたりで。
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
「でも、そのコンペは……その、推薦者が必要だったはずで……」
こういうときは、ちょっと残念だ。まだ無名の春歌にはこんなときに使えるコネがない。
春歌は僅かに項垂れる。
今回の社内コンペは、大型の企画である。よって、誰もが提出できるというものではないのだ。
だから、春歌も諦めていたのだが……龍也はあっさりと頷いた。
「ああ、俺が推薦者になってやる。充分だろ」
「えっ、ほ、本当ですか!」
破格の申し出に、春歌は我が耳を疑った。だが、龍也はからりと笑う。
「ああ、嘘なんかついてどうする」
普段、龍也はこういった便宜を春歌に図ろうとはしてこない。
取締役の、それも名実ともに社長の片腕である日向龍也が後押ししてしまったら、それだけで全部決まってしまいかねない。
―――実力で来い。
何度もそう言って、龍也は春歌を励ましてくれた。
春歌が龍也の曲を作れるようになるまで、何年でも待つからと。
その心が嬉しくて、春歌も今まで、そういった協力を龍也に無心したことはない。
それが、今回はどうしてだろう?
嬉しいは嬉しいが、龍也らしくない気もする。
疑問に感じているらしい春歌の雰囲気を察した龍也は、罰が悪そうに苦笑した。
「……今回は、まあ特別だ。俺の企画だからな」
「えっ…」
春歌は一瞬、本気で驚いた。
―――実は、一緒に仕事を手伝うようになってから、初めて知ったことだが……。
龍也は、これまでシャイニング事務所の企画を一切立案していなかったという。
社長の企画に龍也以外の誰も口出しできないのと同じような弊害が起きそうなのを避けるためというのが表向きの理由らしいのだが、要は、取締役としての龍也は徹底的に裏方に徹しているのだった。
社長の補佐が自分の役目といった感じに。
それが、自分で企画をする―――というのは、やはりこの間の、シャイニングとの勝負に勝ったことが影響しているのかもしれない。
こういった面でも殻を破る気になったのかも。
龍也の本心は分からない。
だが、これで、今回のコンペがどうしてこんなにも厳しい条件なのか、よく分かった気がした。
きっとシャイニングも春歌と同じくらい、あるいはそれ以上に驚いて、喜んで、この企画を全面バックアップしているのに違いない。
絶対にこけられない企画。
面白くて盛り上がる、最高のイベントにしなければならないのだ。しかも、割と短期間で。
龍也は照れた顔を隠すようにぶっきらぼうに言った。
「ま、それでもそれ以上の贔屓はしないけどな」
「いえっ!充分です!挑戦できるだけでもありがたいです!ありがとうございますっ!」
春歌は満面の笑顔でお辞儀した。
そんな春歌の頭のてっぺんを、龍也が指で弾いた。
「コラ、そこで満足すんじゃねえ。入賞して、きっちり俺の企画を支えるんだ。……いいな?」
「……はいっ!」
心からの信頼を、惜しみなく龍也は春歌に与えてくれる。それが嬉しい。
とても……言葉にもできないくらい。
――――でも。
「よしよし。じゃ、適当に仕事は切り上げて、作曲に移れ。……ああ、それと、アドバイスはしてやるが、完全に曲を俺に聞かせんなよ?」
頭を子どものように撫でられて、そうやって甘やかされるのも、励まされるのも嬉しいのに、少し、物足りないような気が春歌はしていた。
焦れ焦れラブです。
ちょっと詰め込み過ぎたかな~
でも大人と少女の恋(なんかイケナイ空気がいたしますな・・・)っていいですよネ!
こういうときは、ちょっと残念だ。まだ無名の春歌にはこんなときに使えるコネがない。
春歌は僅かに項垂れる。
今回の社内コンペは、大型の企画である。よって、誰もが提出できるというものではないのだ。
だから、春歌も諦めていたのだが……龍也はあっさりと頷いた。
「ああ、俺が推薦者になってやる。充分だろ」
「えっ、ほ、本当ですか!」
破格の申し出に、春歌は我が耳を疑った。だが、龍也はからりと笑う。
「ああ、嘘なんかついてどうする」
普段、龍也はこういった便宜を春歌に図ろうとはしてこない。
取締役の、それも名実ともに社長の片腕である日向龍也が後押ししてしまったら、それだけで全部決まってしまいかねない。
―――実力で来い。
何度もそう言って、龍也は春歌を励ましてくれた。
春歌が龍也の曲を作れるようになるまで、何年でも待つからと。
その心が嬉しくて、春歌も今まで、そういった協力を龍也に無心したことはない。
それが、今回はどうしてだろう?
嬉しいは嬉しいが、龍也らしくない気もする。
疑問に感じているらしい春歌の雰囲気を察した龍也は、罰が悪そうに苦笑した。
「……今回は、まあ特別だ。俺の企画だからな」
「えっ…」
春歌は一瞬、本気で驚いた。
―――実は、一緒に仕事を手伝うようになってから、初めて知ったことだが……。
龍也は、これまでシャイニング事務所の企画を一切立案していなかったという。
社長の企画に龍也以外の誰も口出しできないのと同じような弊害が起きそうなのを避けるためというのが表向きの理由らしいのだが、要は、取締役としての龍也は徹底的に裏方に徹しているのだった。
社長の補佐が自分の役目といった感じに。
それが、自分で企画をする―――というのは、やはりこの間の、シャイニングとの勝負に勝ったことが影響しているのかもしれない。
こういった面でも殻を破る気になったのかも。
龍也の本心は分からない。
だが、これで、今回のコンペがどうしてこんなにも厳しい条件なのか、よく分かった気がした。
きっとシャイニングも春歌と同じくらい、あるいはそれ以上に驚いて、喜んで、この企画を全面バックアップしているのに違いない。
絶対にこけられない企画。
面白くて盛り上がる、最高のイベントにしなければならないのだ。しかも、割と短期間で。
龍也は照れた顔を隠すようにぶっきらぼうに言った。
「ま、それでもそれ以上の贔屓はしないけどな」
「いえっ!充分です!挑戦できるだけでもありがたいです!ありがとうございますっ!」
春歌は満面の笑顔でお辞儀した。
そんな春歌の頭のてっぺんを、龍也が指で弾いた。
「コラ、そこで満足すんじゃねえ。入賞して、きっちり俺の企画を支えるんだ。……いいな?」
「……はいっ!」
心からの信頼を、惜しみなく龍也は春歌に与えてくれる。それが嬉しい。
とても……言葉にもできないくらい。
――――でも。
「よしよし。じゃ、適当に仕事は切り上げて、作曲に移れ。……ああ、それと、アドバイスはしてやるが、完全に曲を俺に聞かせんなよ?」
頭を子どものように撫でられて、そうやって甘やかされるのも、励まされるのも嬉しいのに、少し、物足りないような気が春歌はしていた。
焦れ焦れラブです。
ちょっと詰め込み過ぎたかな~
でも大人と少女の恋(なんかイケナイ空気がいたしますな・・・)っていいですよネ!
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