更新日記
こんにちは、葉明です。
今日もちょこっと眠いです。
うっかり知盛の特典本が仕上がりそうなところで、姐様から「春コミまで2週間をきりました」というタイトルでメールが来ました(^^;
ひーん・・・
3月は忙しそうです。
将臣はもうちょっと待ってくださいね。
何だか待たせてばかりで申し訳ないのですが、お許しいただけると幸いです。
ちなみに、先日来から何を企んでいるのかと言いますと、まあぶっちゃけ遙か5の話ですね。
もちろん酔芙蓉2とかまではできませんが…
何とかアルポンテか楽園の果実みたいなのくらい・・・
もちろん那由多さんの気力が持てばなんですが。
ちなみにこの場合、やっぱり2~3人って感じですよね。
誰がいいのかな。
皆よかったんですよね ← エヘ、全員クリアしちゃいましたっ
泣いちゃったのは桜智さん。
喝采したのはチナミルートでした。
面白いなー、と思ったのが龍馬とか沖田ですね。
いやあの設定を風花記ではどうするのかってあたり?気になったんですよね!
いや、うまかったです!
ただ一人だけ「・・・・・・(--;」となってしまったEDはあるのですが、全員よかったですよー!
遙か5をやらなければなりませんが(風花記単独ではできないかな)
その価値はありますよっ!
個人的には、ルート以外の八葉の見守り方が楽しかったです^^
桜智とか沖田とかお得ですよね・・・
何を書こうか楽しみです♪
ではでは、今日は知盛の抜粋です。
お楽しみいただけると幸いです^^
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
―――この運命を選んだときから、道はもう定まっているのかもしれない。
変わらない運命。
何度も辿った、さだめ。
それでも何かが変わらないかと期待した。
変わって欲しいと心から願った。
(変わるわけないと、知っていた)
「―――よう……神子殿」
「知盛……」
紅葉舞う季節。
平家を怒涛の勢いで壇ノ浦まで追い詰めた源氏軍は、壇ノ浦をのぞむあたりで陣取っていた。
平家は彦島に追い詰められている。
明日になれば、互いに船を率いて対戦することになるだろう。
だから……こんなところにいるはずもない人物の出現に、望美は目をゆっくりと見開いた。
(これは、夢……?)
知盛の髪は、月のない夜に、まるで月光のように煌めいている。
色素の薄い菫の瞳は酷薄な光を放っていた。
夢ではありえない確かな造形美が望美の心を打ち、知盛の格好が現実味を添えた。
―――ああ、そうだ、明日には戦い。
知盛と殺し合わなければならない。
……ふと、望美は甲冑姿の知盛を見るのが久しぶりなように思った。
だが、そんなのは当たり前なのだ。
(だって、ずっと私は、あの場所にいたから)
戦いたくなくて、あなたの傍に居たくて。
だから、ずっと望美は、熊野を巡ってばかりいた。
箱庭を出ることを決意できたのはつい最近だ。
だってどうせ何も変わらない―――そして、あの場所に留まっていたら、誰も、何も救えないから。
(それじゃ、私のいる意味がないでしょう?)
時空を廻る意味。
白龍の逆鱗を、恣に遣う理由が。
望美は無意識に身体に入っていた力を抜いた。
知盛に向き直る。
「……どうしてこんなところにいるの?敵情視察?」
「クッ……今更そんなことをして、何の意味があるんだ……?」
知盛は心底どうでもよさそうに哂った。
実際どうでもいいと思っているのだろう。この男はこういう奴だ。
だが、少しくらい、平家のために頑張ったっていいのではないのだろうか。
将臣なんて、あんなに頑張ってるのに。
「そんなこと分からないでしょう。勝負なんだから、勝ち負けなんて分からないわ。今更とかそんな」
「クッ…」
望美の口上を遮って、明確に知盛は鼻で笑った。
望美はぐっと押し黙る。
「……何よ」
「いや……勝敗は決まっているのではないか……少なくとも、お前の中では……」
「っ…」
ゆったりと知盛は哂う。望美の肚の内を、心の底の底まで見透かすように。
「お前の中では、平家は負けだ。この先、どう足掻いてもな……そうではないのか……?」
「そ、れは…」
望美は惑うように視線を揺らした。
違うとは、口が裂けても言えなかった。
この男の前で、嘘は吐きたくない。……確かに、ここまで来て、望美が平家を滅ぼさずにすむ道はありえなかった。
平家の本隊は逃れたのかもしれない。
だが、この男を逃がす道はあり得ない。
ずっとずっと、望美はこの男を殺し続けてきた。
平家の敗北を見続けて。
―――当たり前かもしれない。
未来を、平家の戦術を知っていれば、源氏が負けるはずもないのだから。
一応16P予定で進めております知盛の特典本です。
20Pになるかもしれません。
いつも大概20Pになります・・・
どっちも好きでも、想いのベクトルが違う感じ。
知盛の名台詞がすべてを表している気がします。
見るべきものは見つ・・・
でも一緒に生きていたいよ~
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