更新日記
こんにちは、葉明です。
寒くなってきたので、ワタクシはストールを羽織り始めました。
那由多さんはその姿を見て冷笑しました。
・・・・・いいジャン寒いから・・・・
さすがに三徹夜は無理なので、ちょこっと寝ました。リフレッシュ!
何とか頑張ります。
拍手も書いてますが、ちょっとお休みかな。
そういえば、拍手って何字くらい書くと思います?
だいたい葉明は2000文字程度なんですね。
すると、コピー誌にすると、そのままでも6Pはいっちゃうわけです。
そんでもって、今回のオフ本がだいたい1冊4万字くらい。
・・・・・・・・・・よく書くなぁと思いますよね・・・・・・・・・。
やめよう。
文字数とか時間とか、考えてると泣きたくなるから(--;
ええっと、話は変わりまして!
昨日は台風でしたね。
皆様被害はなかったでしょうか。
我が家は、前回、猫の避難場所になっていたのですが・・・今回は来なかったな。
そこまで大変な状況にはならずに終わりました。
でも、教え子の模擬試験が中止になったり、姐様も電車が少なかったりとあちこちに影響はあったようでした。
今年の台風は大型ですね・・・。
何とか雨風もかわしましたところで、あともうちょっと頑張ろうと思います。
ではでは、忍人を下に畳んでおきましたので、よかったらどうぞ^^
本日も拍手・ご来訪、誠にありがとうございました!
この恋はとても難儀。
だって、千尋が恋をした相手は、忍人だったから。
彼はこの国を守る将軍。
千尋はこの国の女王だったから。
「忍人さん!」
「……陛下、あなたはまたこんなところに」
鍛練中の忍人を訪ねて駆け込んでみれば、いつもと変わらぬ仏頂面が千尋を迎えた。
千尋はほんの少し拗ねたくなる。
別に笑顔で迎えろとは言わないが、もうちょっとくらい愛想よくしてくれても罰は当たらないと思う。
「姫様!……とと、陛下!」
ほら、足往みたいに。
―――だが。
「千尋?」
ひょっこりと那岐が出てきて、千尋はより一層拗ねてしまった。
「…………那岐はいいの?」
返ってきたのは沈黙ふたつ。
那岐は困った顔をして、忍人は相変わらずの仏頂面で。
「……那岐は、勝手にここにいるだけだ」
「昼寝にちょうどいいしね……」
ようやく返ってきたのは、返事ともいえない返事。
それなら千尋だってここにいたい。
……いたい。
「じゃあ私も、っていうのは駄目だからね、千尋」
那岐が念を押してくる。
忍人も黙ったままだ。
千尋は悔しくなる。
どうして誰も、分かってくれないの?
傍にいたい、それだけなのに。
「……どうしても、駄目?」
「―――『駄目』だ」
声は見事に唱和した。
千尋は分かっていたこととはいえ、寂しくなる。
泣きたくなる。
こんなこと、向こうの世界やあの場所では関係なかった。
『女王陛下だから』
――――泣きたくなる。
でも、めげてばかりはいられない。
感傷以外の理由を探さなければ。
千尋は元気に顔を上げ、二人にあっかんベーをした。特に忍人に。
(……今に見てなさいよ!)
元気に駆け去っていく背中を見て、忍人は仏頂面のまま首を傾げた。
天鳥船のときといい……
「どうして陛下は兵の鍛錬を見たがるのだろうな…」
今も解けない謎ひとつ。
隣の那岐が、呆れて大きなため息をついた。
「あんた、それ、本気で言ってる?」
「何がだ?」
「………もういいよ」
千尋が見たいものなんて一つきりじゃないか。
それは那岐にも分かるほどに。
ただ、それを教えてやるのも業腹で、那岐は無言でねぐらに戻ることにした。
(忍人は手ごわいぞ、千尋)
それでも、少女王の恋が叶ってほしいから、那岐はそっと口を閉ざす。
一人残された忍人は、こっそり首を傾げていた。
彼を夢中にさせるのは骨が折れそうです。
忠誠の方が簡単そうです。
でも好き。
ちなみに彼と那岐、彼と柊の掛け合いも好きです^^
だって、千尋が恋をした相手は、忍人だったから。
彼はこの国を守る将軍。
千尋はこの国の女王だったから。
「忍人さん!」
「……陛下、あなたはまたこんなところに」
鍛練中の忍人を訪ねて駆け込んでみれば、いつもと変わらぬ仏頂面が千尋を迎えた。
千尋はほんの少し拗ねたくなる。
別に笑顔で迎えろとは言わないが、もうちょっとくらい愛想よくしてくれても罰は当たらないと思う。
「姫様!……とと、陛下!」
ほら、足往みたいに。
―――だが。
「千尋?」
ひょっこりと那岐が出てきて、千尋はより一層拗ねてしまった。
「…………那岐はいいの?」
返ってきたのは沈黙ふたつ。
那岐は困った顔をして、忍人は相変わらずの仏頂面で。
「……那岐は、勝手にここにいるだけだ」
「昼寝にちょうどいいしね……」
ようやく返ってきたのは、返事ともいえない返事。
それなら千尋だってここにいたい。
……いたい。
「じゃあ私も、っていうのは駄目だからね、千尋」
那岐が念を押してくる。
忍人も黙ったままだ。
千尋は悔しくなる。
どうして誰も、分かってくれないの?
傍にいたい、それだけなのに。
「……どうしても、駄目?」
「―――『駄目』だ」
声は見事に唱和した。
千尋は分かっていたこととはいえ、寂しくなる。
泣きたくなる。
こんなこと、向こうの世界やあの場所では関係なかった。
『女王陛下だから』
――――泣きたくなる。
でも、めげてばかりはいられない。
感傷以外の理由を探さなければ。
千尋は元気に顔を上げ、二人にあっかんベーをした。特に忍人に。
(……今に見てなさいよ!)
元気に駆け去っていく背中を見て、忍人は仏頂面のまま首を傾げた。
天鳥船のときといい……
「どうして陛下は兵の鍛錬を見たがるのだろうな…」
今も解けない謎ひとつ。
隣の那岐が、呆れて大きなため息をついた。
「あんた、それ、本気で言ってる?」
「何がだ?」
「………もういいよ」
千尋が見たいものなんて一つきりじゃないか。
それは那岐にも分かるほどに。
ただ、それを教えてやるのも業腹で、那岐は無言でねぐらに戻ることにした。
(忍人は手ごわいぞ、千尋)
それでも、少女王の恋が叶ってほしいから、那岐はそっと口を閉ざす。
一人残された忍人は、こっそり首を傾げていた。
彼を夢中にさせるのは骨が折れそうです。
忠誠の方が簡単そうです。
でも好き。
ちなみに彼と那岐、彼と柊の掛け合いも好きです^^
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